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STORES ネットショップの料金・手数料と向く店舗

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ポーチと巾着、開いた箱のそばで、店主の手元がスマートフォンを確認している架空の布小物店の場面。画面内容は見せず、梱包前に注文を確かめる様子を表している。
商品を箱へ入れる前に、注文内容と支払い状態を確認する場面。通知が来ただけで発送を進めないようにします。架空の場面を表したAI生成画像です。

ここでは説明のための架空の例として、日本から国内向けにポーチと巾着を合わせて10種類ほど並べる、小さな布小物の店を開く場面を考えてみます。店主は平日の夜に30分ずつ時間を取る予定で、まずはサービス月額の固定費を0円にして準備を進める計画を立てています。商品の仕入れ代や梱包材、配送料、注文時の手数料などは、別に予算を確保して進めます。

この記事では、STORESの複数あるサービスのうち「ネットショップ」単体に絞り、お店の見た目を整える準備、無料区分でかかる費用、有料プランの条件やURLの制約、商品が売れたあとの実際の仕事までを順を追って見ていきます。

STORESでは、どんなお店の見た目を作れる?

テンプレート(デザインの型)を選び、写真や色、配置を整えてお店を組み立てられます。HTMLやCSSのコード編集には対応しておらず、あらかじめ用意された設定項目を組み合わせて形にします。

管理画面ではメニューの並び順やレイアウト、ロゴ、文字や背景色などを調整できます。エディタのプレビューで確認できるのはトップページのみなので、商品の詳細画面などがどう見えるかは、設定を保存したあとに実際のストアURLを開いて確かめましょう。

たとえば布小物の店なら、ポーチや巾着の写真を並べ、文字の大きさや並びが見やすいかを確かめてみます。まずは手元にある商品を1点登録して画面で確認してみましょう。詳しい設定項目はSTORESのデザイン機能に関する公式案内にまとまっています。

フリープランは、どこまで無料?

フリープランは月額固定費がかからない一方で、注文ごとの決済手数料や売上金の振込費用は発生します。仕入れや発送の経費も合わせて見込んでおきましょう。

決済手数料とは、購入者から代金を受け取るための費用のことです。

新規登録時は、契約期間の定めのない「フリープラン」か有料の「スタンダードプラン」を選びます。

フリープランで注文が入ると、送料を含めた注文全体の支払金額に対して決済手数料(消費税対象外)がかかります。支払方法ごとの料率は次の2通りです(2026年10月時点)。

  • クレジットカード、コンビニ決済、銀行振込:5.5%
  • キャリア決済、楽天ペイ、ペイディ、PayPal、PayPay、Amazon Pay、atone:6.5%

各決済の詳細はSTORESの決済手数料に関する公式案内、税区分の明細例はSTORESの請求明細に関する公式FAQで確認できます。

たとえば、送料込み5,000円のクレジットカード注文が1件入った場合、決済手数料は「5,000円 × 5.5% = 275円(消費税対象外)」となり、手元に残る金額は4,725円です。ここからさらに商品の仕入れ代や材料費、梱包資材費、配送料、売上金を口座へ移す振込費用などが引かれます。受け取りの条件はSTORESの売上金振込に関する公式案内をご確認ください。

スタンダードにすると、何が変わる?

スタンダードプランは月額利用料がかかる代わりに決済料率が下がり、独自ドメインの利用も選べるようになります。売上規模や契約期間に合わせて検討しましょう。

スタンダードプランはSTORES共通の有料プランですが、ここでの比較はネットショップ(EC)の注文に関する料率です(対面決済や予約機能などは別条件)。決済手数料は月額利用料とは別にかかり、いずれも消費税対象外です。

横にスクロールして表全体を確認できます。
プラン 月額利用料(税込) クレジットカード・コンビニ決済・銀行振込 キャリア決済・楽天ペイ・ペイディ・PayPal・PayPay・Amazon Pay・atone
フリー 0円 / 月 5.5% 6.5%
スタンダード(月契約) 3,960円 / 月 3.6% 4.6%

スタンダードプランの支払い方法には、月契約と年契約があります。

  • 月契約・月払い:3,960円(税込)/ 月
  • 年契約・月払い:3,300円(税込)/ 月
  • 年契約・年一括払い:39,600円(税込)/ 年

年契約の月払いは、支払いが毎月でも契約期間は1年単位です。途中で月ごとに解約できるわけではありません。月払いは申込日を起点に毎月請求され、年一括払いは毎年請求されます。契約や更新の詳細はSTORESのスタンダードプラン料金案内や更新手続きの案内で確認できます。

フリープランへ戻す場合は次回契約更新日までに手続きが必要で(プラン変更手順の案内)、更新日を過ぎると次の満了日まで継続し日割りや返金はありません(ダウングレード時の返金に関する公式案内)。なお、ショップの「非公開」設定は公開を止めるだけで解約とは異なります(非公開設定に関する公式案内)。

好きな店名のURLは使える?

STORESで独自ドメインを使うにはスタンダードプランの契約と新規取得が必要で、外部ドメインの持ち込みや外部移管はできません。将来の運用方針と合うか事前に確認しておきましょう。

独自ドメインとは、お店のURLに使う専用の名前のことです。また、移管とはドメインの管理先を別の会社へ移すことを指します。

STORESで独自ドメインを扱う場合の主な条件は次のとおりです。

横にスクロールして表全体を確認できます。
項目 STORESでの取り扱い
取得できる末尾 .com / .net / .shop から新規取得
外部ドメインの持ち込み 不可
外部へのドメイン移管 不可
ドメインの所有者 STORES

利用開始までに2〜5営業日ほどかかる場合があるほか、ドメインを使ったメールアドレスの提供はなく、フリープランへ変更すると継続利用に制約が生じます。取得や更新に追加の費用がかかるかも含め、申込み前の画面で条件をしっかり確認しましょう。

布小物の店を小さく始めるなら、独自ドメインを使わずフリープランのURLでシンプルに開くのも手軽な選択肢です。詳細はSTORESの独自ドメインに関する公式案内をご確認ください。

STORESのコンビニ決済・銀行振込の例。注文の状態が入金待ちなら支払いは未完了なので発送を待つ。購入者が支払うと未発送へ切り替わるため、商品・数量・宛先を照合して梱包発送する。購入者の支払いと店の銀行口座への入金は別で、売上金の入金日と振込条件も確認する。代引き等はこの図の対象外。2026年10月の公式案内と本文に基づく模式図。

商品が売れたら、どんな仕事が残る?

注文の支払い状況と発送できる状態かを確認し、商品を包んで送る作業は店側で行います。売上金が自分の銀行口座に届く日は、注文が入った日とは別です。

ネットショップを開いても、商品の梱包や発送をSTORESが自動で行うわけではありません。注文が入ったら、管理画面で状態を確認します。

特に注意したいのが、コンビニ決済や銀行振込の場合です。購入者が支払うまでは「入金待ち」という未決済の状態で表示され、入金が完了すると「未発送」に切り替わります。注文通知が届いた時点ですぐに送るのではなく、必ずステータスが「未発送」に変わったことを確かめてから発送作業を進めます(詳細はSTORESの注文対応に関する公式案内を参照)。

発送準備を進める際は、注文番号、購入者名、商品名、お届け先などを紙のメモに書き出し、包んだ品物と照らし合わせながら進めると送り間違いを防ぎやすくなります。

また、入金サイクルの把握も欠かせません。入金サイクルとは、売上金が銀行口座へ届くタイミングのことです。STORESの通常入金は月末締めの翌月末払いで、銀行の休業日にあたる場合は前営業日に振り込まれます。

ただし、月末締め翌月末に自動で入金されるには条件があります。決済手数料などを差し引いたあとの売上金額が1万円以上であることや、振込先口座の情報に不備がないことが必要です。1万円未満の場合に次月へ繰り越すか通常入金するかの設定や、振込手数料などの詳しい条件は、STORESの売上金振込に関する公式案内で確認しましょう。

お店を公開する前に、何を準備する?

商品画像・説明・価格・在庫、送料、販売者情報をそろえ、使う決済方法を申請します。審査のために公開が必要になる場合もあるので、申込み時の案内を確認しましょう。

ショップ開設の基本的な流れは次のとおりです。

  1. アカウントの登録
  2. 商品の登録(画像・説明文・価格・在庫数)と送料の設定
  3. 決済方法の利用申請
  4. デザインの設定
  5. ショップの公開

初期設定の手順はSTORESの初期設定手順の案内に沿って進めます。決済の審査期間は通常4営業日程度が目安と案内されますが、日数が保証されているわけではありません。

また、クレジットカード決済の審査を進める際、ストアを公開し、実際に販売する予定の有料商品を並べた状態にするよう求められる場合があります。すべての準備や審査が終わるまで非公開のままにしておけるとは限りません。まだ購入されたくない段階であれば、在庫数を0に設定して注文を受け付けない状態にしたうえで公開する公式の案内があります(STORESのクレジットカード決済審査に関する公式案内)。ただし、在庫数を0にすればあらゆる審査に必ず通ると保証されているわけではないため、申込み画面の指示に従い、仮の商品データや架空の販売者情報ではなく実際の店舗情報に合わせて設定します。

あわせて、特定商取引法に基づく表記の準備も必要です。特定商取引法に基づく表記とは、販売者や支払い方法、送料、商品の引渡時期、返品条件などを購入者に伝えるための表示のことです。ネットショップによる通信販売では、個人であっても営利の目的をもって反復継続して販売するなど対象要件を満たす場合は所定の事項を表示する必要があります。個別の適用要件や表記のルールは、消費者庁の特定商取引法ガイドで確認しながら整えましょう。

このお店なら、STORESを選んでよさそう?

用意されたテンプレートと提供URLを使い、月額固定費0円で小さく始めたいならSTORESが向いています。一方で、ドメインの持ち込みや移管、HTMLやCSSによる自由なデザインカスタマイズが必須なら、別のサービスを検討するのが無難です。

布小物の店のように、10種類ほどの商品を並べて夜に少しずつ作業を進めるなら、固定費をかけずに試せます。

進めてみたいと感じたら、まずは次の2つの行動から始めてみてください。

  1. お店に並べる商品1点分の写真、説明文、価格を手元に用意してみる
  2. STORESの公式サイトで料金と開設条件を確認する

自分のペースで無理なく続けられそうか、最新の条件を確かめながら一歩を踏み出してみましょう。

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