注文を届ける

ネットショップで初めて注文が入ったら?確認・梱包・発送の手順

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初めての注文への対応は、「確認」「梱包」「引渡し」「発送通知」の順に進めると落ち着いて作業できます。

ネットショップを開店して最初の注文が入ると嬉しい反面、「何から確認すればいいのか」「無事に届くか」と迷いがちです。

ここでは、6種類のポーチを扱う架空の布小物店を例にします。注文が入ったのは手元に在庫がある国内向けの通常商品「生成りのポーチ1点」で、代金が自動で確定する前払いの注文です。自宅で梱包して自分で配送会社へ渡す想定で、店主は作業時間を平日の夜に1時間、梱包資材の追加予算を3,000円以内と計画しました(仕入れ代や注文にかかる費用は別です)。

なお、代金引換や後払い、予約商品、外部倉庫からの発送などは手順が異なるため、今回は手元の通常商品1件を対象に進めます。

注文通知が来たら、まず何を確認する?

注文通知メールだけで発送を始めず、ショップの管理画面で注文内容と、支払い・発送の状態を確かめます。

注文通知のメールは、注文が入ったことを知らせるものです。実際に代金が支払われているかや、どのような発送が必要かは、管理画面を開いて確認します。まずは管理画面にログインし、該当する注文のステータス(今どこまで進んでいるかを表す表示)を確認しましょう。

Shopify ヘルプセンターの注文状況に関する案内(2026年10月時点)でも示されているように、管理画面では注文状況、決済状況、発送処理(フルフィルメント)の状況がそれぞれ区別されています。まずは現在の状態を正しく把握しましょう。

確かめるべき基本情報は、注文された商品、数量、届け先、そして購入者からの連絡事項です。今回の例では「生成りのポーチ1点」という注文内容をもとに、選択された色や個数、お届け先の氏名や住所に抜け漏れがないかを管理画面上で見比べます。このとき、注文番号を作業メモの見出しにしておき、別の注文の情報が混ざらないように整理するのがおすすめです。なお、ショップの仕組みから送信される自動メールとは別に、個別に丁寧なお礼連絡を送ることは必須ではありません。

支払いがまだなら、先に送ってもいい?

この例のような前払いの注文では、支払いが確認できるまで発送を待ちます。

代金が未払いのまま商品を送ってしまうとトラブルの原因になります。クレジットカード決済などで「オーソリ済み」(カード情報の確認等は済んでいるが、代金の支払いがまだ確定していない状態)と表示されている場合は、待つだけで進むと考えず、支払いの確定設定や公式の手順を確認してください。

2026年10月時点のShopifyの例では、「支払い済み」と「未発送」という2つの表示を別々に確認します。オーソリ済みの段階で発送してはいけませんし、内容を確認しないまま手動で「支払い済み」に変えるのも避けましょう。Shopify ヘルプセンターの決済保留中の案内でも、追加決済サービスなどの保留中注文について、確実な支払いのために発送前に支払い済みになるまで待つよう案内されています。

ただし、代金引換や後払いは注文後に代金を回収する別の流れになります。また、注文の保留やキャンセル相談、不正利用の疑い、届け先住所の不備がある場合は、発送を止めて確認しましょう。なお、ここでの確認はショップ上の決済状態を確かめる作業であり、自分の銀行口座へ売上金が実際に振り込まれるのを待つ必要はありません。

商品と数量を取り違えないためには?

包む前に、注文画面にある商品・色・数量と、手元の現物を照合します。

商品を包む前に、検品(商品に間違いや傷みがないかを見ること)を行います。「生成りのポーチ1点」の注文画面と手元のポーチを見比べ、色や数量が合っているかを確認しましょう。ファスナーの動きに引っかかりはないか、生地にほつれや汚れがないかなど、発送してよい状態かも確かめます。付属品を案内していた商品であれば、それらがそろっているかも合わせて確認します。

取り違えを防ぐ工夫として、作業机の上には一度に1注文分だけを置くのがおすすめです。複数の商品を同時に並べると、入れ違いが起きやすくなります。もし検品の段階で商品に傷や汚れを見つけた場合、在庫がないからといって黙って別の色や商品へ差し替えてはいけません。一度作業を止めて、対応を検討しましょう。

STORES 公式マガジンの発送案内(2026年10月時点)でも、梱包前に商品そのものの状態や注文内容を確かめる重要性が説明されています。包んでしまうと中身の確認が難しくなるため、封をする前の丁寧な確認が役立ちます。

どんな包み方で、宛先を付ければいい?

商品の傷みや汚れを防ぐ包み方を選び、梱包後の外寸と重さが配送方法の条件に合っているかを確かめます。

袋や緩衝材、外装(封筒や箱)は、品物に合うものを選んで必要な保護を施します。透明な袋や緩衝材を使う場合も、無理に小さな資材へ押し込むと変形や破損につながり、大きすぎると中で動いて傷む原因になるため、適したサイズを選びましょう。

封をする前に、送り状(配送用の伝票)の宛先と、中に入れた商品の注文情報を見比べます。注文者とお届け先が異なる場合もあるため、配送先欄をしっかり照合しましょう。番地や部屋番号などが不足しているときは自分で推測せず、購入者へ確認します。また、ショップで事前に案内していた同封物がある場合は、入れ忘れがないか照合しておきます。

梱包を終えたら、荷物の外寸と重さを測りましょう。たとえば日本郵便の通常ゆうパックを利用する場合、日本郵便のゆうパック案内(2026年10月時点)に定められたサイズ・重さの条件やお届け先によって運賃が決まります。上限などの条件から外れると配送会社で引き受けてもらえなかったり、想定していた送料が変わったりするため、発送前に確認が必要です。

発送したことになるのは、いつ?

荷物を配送会社へ直接手渡した、あるいは配送会社が引き受けた時点で「発送」と扱います。

伝票ラベルを作った時点や、管理画面でボタンを押した時点ではなく、実際に物理的に荷物を引き渡した時点を発送と考えます。Shopify ヘルプセンターの配送時間の案内や注文状況の案内(2026年10月時点)でも、配送が必要な注文は配送業者へ荷物を引き渡した時点が発送とされています。

窓口への持込みや集荷で荷物を渡したら、受領印や預かりの控えが発行される場合はそれを受け取り、引渡日を記録します。追跡サービスがある配送方法なら、発行された追跡番号(荷物の配達状況を調べるための番号)を手元の注文番号と対応させて控えておきましょう。追跡番号がない配送方法の場合は無理に番号を作らず、発送の記録だけを残します。

手動で発送を管理する今回は、荷物を引き渡す前に購入者へ発送完了通知を送らないようにします。配送会社への引渡しを済ませてから、次の管理画面の操作や連絡へ進みましょう。

発送後は、管理画面とお客様に何を伝える?

実際に発送した荷物の情報をショップの管理画面に登録し、購入者へ発送通知を届けます。

配送会社への引渡しを終えたら、管理画面で発送完了の手続きを行います。商品の準備から梱包・発送に至る業務や管理画面上の処理は「フルフィルメント」と呼ばれます。

作業を始める前に、自動フルフィルメントが無効になっているか、対象の商品が未発送になっているかを確認してください。すでに自動処理されている注文を二重に登録しないようにするためです。なお、外部倉庫からの出荷や注文の保留はこの手順の対象外となります。

2026年10月時点のShopifyのデスクトップ画面で手動発送を行う手順は次の通りです。

  1. 管理画面の「注文管理」を開き、対象の注文を選択します。
  2. 未発送または処理中となっている商品を確認し、「発送済としてマークする」を選択します。
  3. 追跡が利用できる配送方法の場合は、配送業者を選び、正しい追跡番号を入力します(追跡番号がない配送方法の場合は空欄のまま、実際の配送情報だけを残します)。
  4. お客様のメールアドレスが登録されている注文では、「お客様に通知を送信する」にチェックが入っていることを確認します。
  5. 内容に誤りがないことを確かめて確定します。

画面の表記や配置は変わることがあるため、最新の手順はShopify ヘルプセンターの手動フルフィルメント手順をご確認ください。なお、荷物を引き渡した段階であり、購入者の手元に届く前の「配達完了」とは異なる点に注意しましょう。

利用するシステムによって進め方は異なります。たとえばBASEの発送処理に関するヘルプ(2026年10月時点)では、商品を発送した後に管理画面で発送処理を行い、注文内の全商品が発送済みになるとステータスが「対応済」となって発送完了メールが送信されます。ShopifyとBASEでボタン名や処理の流れを混同せず、それぞれの公式手順に沿って操作してください。

発送が遅れそう、間違えたかもと思ったら?

手元の記録と注文内容を確かめ、発送できていない注文を完了扱いにせず、確認できた状況と今後の見通しを購入者へ連絡します。

作業中に発送の遅れに気づいたり、商品や宛先を取り違えた可能性を感じたりしたら、まずは作業を止めましょう。荷物がまだ手元にあるなら、梱包を開けて商品や宛先を照合し直します。消費者庁の特定商取引法ガイド(通信販売)(2026年10月時点)でも示されているように、通信販売では商品の引渡時期などの表示が求められます。店が約束した期日に遅れそうな場合は放置せず、現在の状況と確認できた見通しを連絡しましょう。このとき、確認できていない到着日を約束してはいけません。

配送会社へ荷物を引き渡した後に気づいた場合は、すぐに配送会社へ連絡し、荷物の取戻しや届け先変更ができるか確認します(配送会社の規定や配送状況により、変更できない場合もあります)。そのうえで、確認できた状況を購入者へ連絡して今後の対応を進めましょう。

無事に発送を終えたら、次の2つを行っておくと次回の作業がスムーズになります。

  1. 今回の荷物の控えや追跡番号と、ショップの注文記録をそろえて保管する。
  2. 確認した手順や注意点をもとに、次回使える作業用の確認メモを残しておく。

1つずつ確認を重ねて、次の注文にも落ち着いて対応できるように整えていきましょう。

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