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ネットショップで何を売る?好きなものから小さなお店を考えよう

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気に入った便箋と封筒を、自分のお店に並べてみたい。この記事では、そんな架空の文具店を例にして、好きなものから商品の候補を見つけ、小さなお店の形を考えていきます。

売れ筋のランキングだけでは、何を扱えばよいか決めきれないこともあるでしょう。まずは肩の力を抜いて、自分が扱ってみたいものを一つ探してみませんか。

何を売るか思いつかないとき、どこから考える?

売りたいものがすぐに思いつかないときは、まず自分が選ぶのが好きなもの、使い方を人に話したくなるもの、自分で作ってみたいものを書き出してみましょう。最初からたくさん並べようとせず、商品名が一つ浮かべば十分です。

発想を広げるきっかけとして、たとえば好きな柄の布小物、机に置きたい小さな雑貨、手紙に使いたい紙ものを眺めてみる方法があります。普段の生活の中で「これを見ていると落ち着く」「買い集めるのが楽しい」と感じる瞬間に目を向けてみます。

この文具店の例では、「贈り物に短い手紙を添える時間が好き」という日常の楽しさから、並べてみたい商品として便箋と封筒を思い浮かべました。まずは手にとって嬉しいと感じるものや、自分が使ってみたいものを自由に書き出してみてください。

作るのは苦手。選んで売るお店でもいい?

商品を自分で作るほかに、メーカーの商品を選んで「仕入れ」(販売するための商品を用意すること)を行う店の形もあります。作ることと選ぶことのどちらに時間を使いたいか、考えてみましょう。

店の人が選んだ商品を集めて販売する店は「セレクトショップ」と呼ばれます。中小機構の雑貨店開業ガイドでも、自作の商品を販売する形と、選んだ商品を並べて販売するセレクトショップの両方が案内されています。

たとえば布小物を扱う場合、自分で作るなら製作の時間を確保します。選んで並べる店にするなら、取引先を探して商品を確かめる時間を予定に入れます。なお、本稿の例では中小機構の仕入れ解説にあるような、商品を買い取る形を想定します。

この文具店でも、紙を自分で印刷するのではなく、メーカーが用意した便箋、封筒、シールを選んで並べる案にしてみます。どちらの形であっても、注文を受けて商品を包み、発送する準備を考える点は共通しています。

「文具のお店」から、どう自分らしさを出す?

選んで並べるお店で自分らしさを出すには、扱うジャンルに「どんな時間に使ってほしいか」を重ねてみましょう。同じ文具でも、どんな場面で使うかを決めると、どんなお店にしたいかが見えてきて、並べたい商品や写真の案を考えやすくなります。

この文具店では、「贈り物に短い手紙を添える時間」を軸に据えてみました。そこで、便箋だけでなく、色を合わせて選びたい封筒や、封をとめるシールを候補に加えます。

商品を見せるときも、文具を単体で置くだけでなく、机の上に組み合わせて置いた写真を用意したり、ひとこと添える場面を紹介したりする工夫が考えられます。実際に組み合わせる便箋と封筒のサイズが合うか、色合いが調和するかは実物での確認が必要ですが、場面を想像することで集めたい品物のイメージが固まります。

今回の検討例では便箋2柄、封筒2色、封かんシール2柄の計6種類を候補に挙げていますが、これが推奨の商品数というわけではありません。まずは一つの場面から、並べてみたい組み合わせを想像してみましょう。

どんな商品なら、自分で扱えそう?

候補を選ぶときは、置く場所、包んで送る準備、自分が使えるお金と時間も一緒に考えてみましょう。まずは実物を一つ手元で確かめてから、扱う数を決めていく進め方を提案します。

たとえばこの文具店の場合、便箋を折らずに置いておける場所があるか、汚れないように保管できるかを確かめます。販売のために手元に用意しておく商品(在庫)が増えたときに部屋を圧迫しないかも想像しておきましょう。さらに、商品を包むこと(梱包)や、送る費用(送料)がどれくらいになるか、包んだときの大きさや重さも確認します。

お金の面でも、準備全体に使える仮の予算を3万円とした場合、仕入れだけで使い切ってしまわない計画を立てます。商品を包む資材の代金、送る費用、ネットショップの利用にかかる費用も調べ、その支払いのための予算を手元に残しておくことが大切です。

使える時間についても、平日20分、週末3時間を仮の持ち時間として、写真の撮影、説明文の作成、商品を包む作業を実際に試してみて、無理なく収まるかを確かめてみましょう。

ほしい人がいるか、どう確かめればいい?

自分が好きな商品を誰かに使ってもらえるか確かめたいときは、似た商品がどう紹介されているかを見たり、使ってほしい人に案を見てもらったりしてみましょう。好意的な感想だけで決めず、使う場面や気になる点を聞く材料にします。

まず、似た商品を扱っているほかのお店の公開ページを訪ねてみます。商品ページにサイズ、枚数、写真の角度といったどんな情報が載っているかを観察することは、自分が何を説明するかや確認する項目を考えるヒントになります。

そのうえで、自分が扱いたい商品の候補を簡単な写真やメモにして、手紙を添えたい人に意見を聞いてみます。「どんな贈り物に使ってみたいか」「選ぶときに何が気になるか」を尋ねてみるのがおすすめです。

ここで得られた好意的な感想は実際の注文の約束とは数えずに、使いたい場面や気になる点を聞き取り、候補を見直す参考として役立ててみてください。

気になる商品を見つけたら、すぐ仕入れていい?

気になる商品を見つけたら、すぐに買い込まず、仕入れる前に取引の条件と自分の売り方で扱える商品かを確かめましょう。必要な手続きや許可は商品によって異なるため、候補に合わせて確認先を選びます。

まず、メーカーや問屋に対して、個人やネットショップ向けの販売用取引ができるかを確認します。確認する項目としては、商品の価格、支払方法、注文してから届く時期、そして一度に注文する必要がある最小の数である「最低注文数」があります。この文具店で6種類を並べたいと考えていても、商品ごとに最低注文数が決まっている場合があるため、仕入先へ商品を注文する「発注」の数量は分けて考えます。万が一の不良品や返品の扱いも事前に聞いておきましょう。取引の条件については、中小機構の仕入れ解説も参考になります。

また、扱う商品によっては法令の確認が必要です。消費者庁の通信販売ルール案内にあるとおり、通信販売を始めること自体に特別な許認可は不要ですが、扱う商品によって許認可が必要となる場合があります。

たとえば食品を扱いたくなったら、営業許可や営業届出の対象になるかを管轄の保健所へ確認します(厚生労働省の営業許可・営業届出制度の案内)。また、中古品を仕入れて販売することを事業にするなら、古物商の許可が必要になるため警察署へ確認します(神奈川県警の古物営業案内)。

最初からすべてを調べ尽くそうとせず、まずは気になった候補一つについて取引の条件を確認してみることから始めましょう。

最初の商品を一つ選ぶなら、どう決める?

候補がいくつか浮かんできたら、まず一つを選び、「使ってほしい場面」「用意する方法」「次に確かめること」をメモしてみましょう。分からない欄が、そのまま次に調べることになります。

たとえばこの文具店の例なら、次のように手元の紙へ書き出してみます。

  • 商品の候補:便箋
  • 使ってほしい場面:贈り物に添える短い手紙
  • 用意する方法:仕入れ
  • 次に確かめること:取引先と注文条件

このように整理できたら、次にその商品の入手方法や費用のうち、まだ分からない方を調べてみましょう。

お店の雰囲気が見えてきたら、どんなネットショップ作成サービスを使えばその見せ方を表現できるか、サービス選びを調べていくと形がより具体的になります。まずは身近な一つの商品から、お店作りを始めてみてください。

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