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BASEの始め方|開設準備から商品登録・公開までの手順

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この記事では、日本国内向けに布小物を販売する架空の個人店を例に、BASEの開設手順を解説します。ポーチと巾着の計10種類を置く予定で、平日の夜30分や週末の3時間を使い、サービスの月額固定費が0円の区分で開店準備を進める設定です。仕入れや梱包、送料、注文時の費用は別予算で、作業時間も本人の仮条件です。まずは最初の1商品を登録し、購入できる状態にして公開するまでの流れを順番に見ていきましょう。

登録前に、何を手元にそろえる?

登録用のメールアドレス、お店の名前とショップURLの候補、商品1点分の写真・説明文・価格、そして販売者の情報を用意しておくと作業を迷わず進められます。ショップURLとは、お店へアクセスするためのWeb上の住所のことです。

2026年10月時点の通常条件において、BASEのスタンダードプランは初期費用と月額利用料が0円です(BASEヘルプ:プランについて)。ただし、商品が売れたときの決済手数料やサービス利用料、売上金の振込費用、有料Appの利用料は別に発生します。初期費用や月額が0円でも、すべての費用が無料になるわけではありません。月額以外の詳細な料金体系を確認したい場合は、BASEの料金詳細もあわせて確認してください。

10種類すべての布小物の写真がそろうのを待つ必要はありません。まずはポーチ1点分の素材をそろえてみましょう。ポーチの正面写真、サイズや素材をまとめた説明メモ、税込の販売価格、販売可能な在庫数を手元に準備しておきます。あわせて、運営者として登録する氏名や連絡先も整理しておくと、このあとの入力が円滑に進みます。

アカウントを作ったら、すぐお店になる?

アカウントを作った直後からすぐに商品が売れる状態になるわけではなく、登録は開店準備の入口です。メールアドレス・パスワード・ショップURLを入力して登録し、届いた認証メールを確認したあと、運営情報、決済、商品、デザイン、公開の設定を順番に進めます。

BASEの新規登録では、まずメールアドレス、パスワード、希望するショップURLを入力します(BASEヘルプ:登録の流れ)。ここで登録した初期URLは後から変更できません(BASEヘルプ:ショップ設定について)。将来的に扱う商品が増えたり店名が変わったりする可能性も考えながら、アルファベットの綴りを確かめて決定しましょう。

登録を送信すると確認のメールが届くため、メール認証を行います。メール認証とは、受け取れるメールアドレスか確認する手続きのことです。画面の利用規約や同意事項を確認して承諾し、認証を完了させます。BASEには公開までの期限がありません。登録した日の夜にすべての設定を終わらせようと焦る必要はなく、日を分けて進められます。

販売者の住所や返品ルールは、どう書く?

運営情報には、正しい販売者情報と、支払方法、送料、商品の引渡時期、返品特約を記載します。初期状態で表示されているひな形をそのまま使わず、自店が実際に対応できる日程や方針に合わせて書き換えます。

通信販売を行う事業者は、特定商取引法に基づく表記を掲載することが法律で定められています。特定商取引法に基づく表記とは、販売者や支払い・配送・返品条件を伝えるための表示です。個人であっても、反復継続して利益を得る目的で販売を行う場合は表示義務の対象となります(消費者庁:特定商取引法ガイド)。

BASEの管理画面にある運営情報設定では、実名、連絡先、支払方法、発送時期、返品条件を自店の体制に合わせて入力します(BASEヘルプ:運営情報の設定)。たとえば平日夜や週末に作業する店で毎日発送できないなら、「ご注文から即日発送」のような対応できない約束は書かず、自店が実際に発送できる日程を決めて記載します。

なお、個人運営者向けに住所や電話番号を非公開にする設定項目がありますが、システムへの登録自体には真実の情報を入力する必要があります(BASEヘルプ:個人情報の非公開設定)。また、非公開設定を利用している場合でも、BASEの住所や連絡先を商品の送り状や納品書へ記載することはできず、発送元にはご自身の連絡先を記載します。さらに、法令に基づく一定の開示請求条件に該当する場合は、購入者へ情報が開示されることがあります。

最初の商品は、どこから登録する?

管理画面の「商品を登録する」から「通常商品」を選び、商品名、説明、価格、画像、在庫数を入力して保存します。入力後はプレビュー画面で仕上がりを確認してから「登録する」を押します。

通常商品の登録画面を開いたら、用意した商品情報を順番に入力します(BASEヘルプ:通常商品の登録手順)。たとえば布製ポーチであれば、表側と裏側の全体像や、手に持ったときの大きさが伝わる写真を配置します。説明欄には実物の寸法、布地の素材、小物を入れたときの使い方を具体的にまとめます。

BASEの商品価格は税込表示で登録・掲載されます。消費税率の設定を変更しても登録済みの価格は自動で再計算されないため、入力時に税込価格を間違いなく指定しましょう。在庫とは、今、販売できる数のことです。まだ仕上がっていない数量を在庫数に入れないよう注意してください。在庫数が0になると画面上は「SOLD OUT」と表示されます。個別の商品は公開状態のほかに非公開を選ぶことも可能です。

支払い方法と送料は、どう決めて設定する?

使いたい決済手段を選んでBASEかんたん決済の利用申請を完了させ、送料はショップ一律か送料詳細設定Appのどちらか一方を選んで設定します。決済とはお客様から代金を受け取ること、AppとはBASEへ機能を追加する仕組みのことです。

BASEで代金を受け取るには、管理画面からBASEかんたん決済の利用申請を行います(BASEヘルプ:登録の流れ)。購入者が注文手続きをする際、設定した送料が商品代金に加算されます(BASEヘルプ:送料の設定について)。同じ梱包で全国へ送れる布小物であれば、実際の運賃を調べたうえでショップの基本送料を一律で指定するのが扱いやすい方法です。

もし大きなギフト用巾着を追加するなど、地域や荷物の大きさで運賃を分けたい場合は「送料詳細設定App」の利用を検討します。送料詳細設定Appでは、地域、都道府県、購入個数、重量に合わせた送料を設定できます(BASEヘルプ:送料詳細設定App)。ただし、基本のショップ送料と送料詳細設定Appを併用して両方の送料を同時に加算することはできません。また、一度注文が完了した後は該当する注文の送料金額を変更できないため、ショップを公開する前に設定金額を十分に確認しておきましょう。

デザインは、最初から作り込んだほうがいい?

まずは無料のテンプレートを使い、商品写真や名前、説明文、価格が読みやすい状態になっているかを確認する進め方で十分です。有料テーマは、無料テンプレートで表現したいレイアウトが作れない場合に後から検討します。

テーマ・テンプレートとは、お店の見た目の土台となるデザイン枠組みのことです。BASEには標準で使える無料テンプレートのほか、有料のデザインテーマが用意されています(BASE公式:ショップデザイン)。

無料の標準デザイン機能でも、ショップロゴの画像、背景色、文字色、フォントの種類、各パーツの配置など、画面で用意されている項目を設定できます。布小物の色合いが引き立つような背景色を選び、文字が背景に紛れてしまわない配色に整えましょう。設定を保存したら、管理画面の左上にあるショップロゴから「ショップを見る」を選び、実際の見え方を確かめます(BASEヘルプ:ショップの確認方法)。長い店名がスマートフォンの画面で不自然に改行されていないか、写真と文字のバランスを確認します。

公開する前後には、何を確かめる?

公開前にはショップ公開に必要な4つの条件が整っているかを確かめ、公開後は実際の画面で商品や運営者の情報が正しく表示されているかを確認します。

公開とは、購入者が商品を見て注文できる状態にすることです。ショップを公開するには、次の4点を満たす必要があります(BASEヘルプ:ショップの公開条件)。

  • メール認証の完了
  • 特定商取引法に基づく表記の入力完了
  • BASEかんたん決済の利用申請完了
  • 商品1点以上の登録

なお、BASEかんたん決済の利用申請を完了した段階と、すべての決済方法の審査を通過した段階は同一ではありません。

公開の操作は、管理画面の「設定→ショップ情報」で「公開する」を選んで保存します(BASEヘルプ:ショップ設定について)。ショップを「非公開」へ戻した場合、商品の閲覧と注文受付は止まりますが、特定商取引法に基づく表記などのページはWeb上に公開されたまま残る点に注意してください。

公開前後は、管理画面の「ショップを見る」からページを開き(BASEヘルプ:ショップの確認方法)、スマートフォンで商品名、税込価格、在庫数、送料、運営者情報が正しく表示されているかを確かめます。

BASEには専用のテスト購入機能がありません。注文の流れを自店で試す必要がある場合は、支払い方法に銀行振込またはコンビニ決済を選び、クレジットカード、PAY IDあと払い、キャリア決済、Amazon Pay、PayPal、PayPayは使わないよう案内されています(BASEヘルプ:テスト注文について)。一度決済が発生するとBASEかんたん決済手数料やサービス利用料は返金されないため、カードなどで安易に注文確認を行わないようにしましょう。

最初の注文を受けられる状態になったら?

まだアカウント登録をしていない方は商品1点分の素材をそろえて公式サイトから開設へ進み、すでにショップを公開できた方は最初の注文が入ったあとの確認、梱包、発送通知の流れを把握しておきましょう。

自宅から商品を発送する場合は、注文が入ったあとに実際の荷造りと発送を行い、完了後に管理画面で「発送済み」の処理を行います(BASEヘルプ:発送ステータスの変更)。なお、登録から公開までの作業に期限はありません(BASEヘルプ:登録の流れ)。

今回取り上げた架空店のように、月額の固定費を抑えながら平日の空き時間や週末を使って自分のペースで準備を進めたい方には、BASEのスタンダードプランが向いています。一方で、梱包や発送などの作業をすべて委託したい方や、事前にすべての手数料や費用を他社と比較したい方は、無理に登録を急がず各サービスの条件を比較してから判断するとよいでしょう。

手元に最初の1商品と販売者情報がそろったら、BASEの公式サイトで開設を始めるから実際の手続きを進めてみてください。

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