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ネットショップの商品説明文の書き方|例文と改善手順
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写真を並べ終えたあと、商品説明の入力欄を前にして手が止まることがあります。
ここでは、布小物6種類を販売する準備を進めている架空のポーチ店を考えてみます。平日の夜に30分ずつ作業し、文章づくりの外注費はひとまず0円とする計画です(商品の仕入れ代などは別に必要です)。
商品説明を用意するとき、人を引きつけるようなうまい宣伝文句を無理にひねり出す必要はありません。買い手が買う前に知りたい事実を集め、まずは商品1点の説明を組み立てる手順を見ていきましょう。
うまい文章が書けなくても、商品説明は作れる?
うまい文章が書けなくても、商品の具体的な情報を集めて整理すれば商品説明は作れます。まずは「何が届くか」「どう使えるか」「気をつけること」の3点に答える情報を手元に揃えましょう。
たとえばポーチなら、色や素材、外寸、手入れの方法といった項目を一つずつ書き出していきます。BASEの案内やSTORESの案内でも、素材やサイズ、用途、取り扱い上の注意など、購入判断に必要な情報を整える方法が紹介されています。まずは商品の事実を具体的にメモすることから始めてみてください。
書き始める前に、何を調べておけばいい?
書き始める前には、素材や寸法、注意点などを現物や仕入先の資料で確かめて、分かっていることと未確認のことを分けて整理しておきましょう。分からない項目を想像で埋めてしまうと誤解のもとになります。
ここでは説明のための架空の設定として、次の仕様を置きます(実際の店舗では現物や資料で確認します)。
- 商品名:ファスナーポーチ
- 表地:綿100%
- 色:生成り
- 外寸:横20cm×縦12cm(商品の外側を測った大きさ)
- マチ:なし
- 販売単位:1点
- 写真のペン:商品に含まれない
- 手入れ方法:未確認
表地が綿100%と分かっていても、裏地まで綿100%とは書けません。また、外寸は商品の外側の大きさであり、実際に収納できる寸法や量とは違います。手入れ方法が未確認なら、推測で洗濯できると書くのは避けましょう。
説明は、どんな順番に並べると読みやすい?
説明文は、最初に何の商品かを伝え、そのあとに使う場面、詳しい仕様、注意点の順で並べると読みやすくなります。購入の判断に関わる大事な条件は、見つけやすい場所に配置しましょう。
今回のファスナーポーチであれば、次のような組み立てが考えられます。
- ファスナー付きのポーチであることを簡潔に伝える
- 小物をまとめて持ち運ぶ使い方の提案を添える
- 表地・外寸・色・マチの有無・販売単位を箇条書きで一覧にする
- 写真に写っているペンは商品に含まれない注意点を明記する
何が何個入るかといった具体的な収納量を書くなら、想像で書かずに現物に入れて確かめておきましょう。BASEの解説やSTORESの解説でも、文章と箇条書きを組み合わせて、特徴やサイズ、使用上の注意を整理する工夫が紹介されています。必要な情報がひと目で分かる並びを意識してみてください。
このポーチなら、実際にどう書けばいい?
仕様をそのまま並べるだけでなく、どんな使い方を想像しているかを短く添えます。そのうえで、寸法や付属品の有無を買い手が迷わず確認できる形にまとめましょう。
まずは、曖昧な宣伝文句だけで作られた改善前の例です。
おしゃれで使いやすい、何でも入る万能ポーチ
これでは具体的に何が入るのか、大きさや素材がどうなっているのかが分かりません。「何でも入る」という表現も実態から離れてしまいます。
前節で置いた架空の設定をもとに、事実を整理した改善例を作ってみます。
ファスナー付きの布製ポーチです。 バッグの中で散らばりやすい小物をすっきりまとめる使い方に向いています。
【仕様】
- 表地:綿100%
- 色:生成り
- 外寸:横20cm×縦12cm
- マチ:なし
- 販売単位:1点
※写真に写っているペンは撮影用小物で、商品には含まれません。
この例では、用途の提案を小物の整理に限定し、外寸のみを記載して内寸や収納容量の保証はしていません。手入れ方法はまだ未確認のため記載していません。仕入先などに手入れの条件を確認できたら、この仕様欄へ追記します。
魅力を伝えたいとき、どこまで言っていい?
商品の魅力を伝えるときは、確認できた事実や使い方の提案にとどめ、性能や効果を言い切るには客観的な裏付けが必要です。
消費者庁の案内によると、効果や性能に関する表示について判断が必要な場合、表示を裏付ける合理的な根拠資料が求められます。ここでいう性能の裏付けとは、その働きがあると確かめられる資料や試験の結果のことです。
たとえば今回のポーチで表地が綿100%だと分かっていても、「水をはじく」「長持ちする」「誰でも使いやすい」といった性能や評価を推測で断言することはできません。素材の名前だけで洗濯できると判断するのも不適切です。
確認できているファスナーの形状を説明したり、小物をまとめる用途を提案したりする形であれば、裏付けのない誇張にならずに良さを伝えられます。仕様から言える範囲を守り、確かめられていない性能を付け加えないように気をつけましょう。
送料や返品のことも、説明文に全部書く?
商品ごとの注意点は商品ページで示し、送料・支払い・引渡し・返品の条件も買う前に確認できるようにします。商品説明だけで販売条件の表示が完了したとは考えないでください。
特定商取引法ガイドの通信販売の解説にあるとおり、通信販売では販売価格や送料、支払いの方法と時期、引渡時期、返品等の条件、販売者情報などの表示が定められています。引渡しの時期とは、買った商品をいつ受け取れるかに関わる案内のことです。また、返品特約は注文の最終確認画面での表示も必要とされています。
今回のポーチであれば、「撮影小物のペンは付かない」という個別の注意点は商品説明欄に記載します。一方で、送料や返品の条件はショップの案内や注文確認画面でも正しく確認できるように準備します。その際、発送の予定日と手元に届く到着の予定日を混同しない案内が必要です。
公開前に、どう読み返せばいい?
公開前には、初めてページを見る人が実物や条件を誤解しないか、手元の事実メモと下書きを見比べて確かめましょう。写真・仕様・注意点に、未確認のまま書いた部分が残っていないかを点検します。
具体的には、次の2つの手順を確かめてみてください。
- 下書きを事実メモと突き合わせる:書いた文章をメモと見比べ、表地の素材を全体と混同していないか、外寸がそのまま収納できる量だと誤解されない表現になっているかを確かめます。
- 未確認の項目を確かめてから公開する:保留にしていた手入れ方法などを仕入先や現物で確認し、分かった条件を書き足してから公開します。
届いたときの実物を正しくイメージできるよう、確認できた事実を一つずつ揃えていきましょう。
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