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カラーミーショップ vs BASE:無料プランと手数料を比較
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ポーチなどの布小物10商品を自宅から発送し、国内向けの通常クレジットカード決済を受ける架空のネットショップを考えてみます。作業時間は平日30分・週末3時間、サービス固定費の予算は月5,000円以内(商品の準備・梱包材・配送実費・注文決済費を除く)とする想定です。
ショップ本体が無料であっても、カード決済の認証や追加機能には費用がかかる場合があります。売れる前の固定費、注文ごとの手数料、デザインやURL、入金までの条件を比べながら、どちらを最初の候補にするか見ていきましょう。
無料プランでも、売れる前に払う費用はある?
売上がゼロの月でも、クレジットカード決済を利用するならカラーミーショップでは認証固定費がかかりますが、BASEは本体もカード決済も売れる前の固定費がかかりません。固定費とは、売上や注文件数に関わらず継続して支払う料金のことです。
2026年10月時点における、両社の無料プランの費用構成は以下の通りです。
| 項目 | カラーミーショップ(フリープラン) | BASE(スタンダードプラン) |
|---|---|---|
| ショップ本体(初期・月額) | 0円 | 0円 |
| カード決済の認証月額費用 | 1,100円(税込 / 税抜1,000円) | 0円 |
| 注文ごとの手数料 | 注文発生時のみ | 注文発生時のみ |
※有料のデザインテンプレートや独自ドメインなどの任意機能を利用する場合は、別途費用がかかります。
どちらもショップ本体の開設・月額は0円ですが、カード決済の扱いに違いがあります。カラーミーショップのフリープランでカード決済を導入する場合、カードの持ち主本人かを確認する認証の仕組みである「3Dセキュア」の契約が必須となり、月額1,100円(税込 / 税抜1,000円)が発生します(カラーミーショップ公式ヘルプ)。この認証費はデザインなどの任意追加費とは異なり、カード決済を利用する限り注文が1件もない月でも毎月支払う必要があります。
一方、BASEのスタンダードプランでは、カード決済を導入しても売れる前に発生する月額固定費はありません(BASE公式料金ページ)。今回の布小物店のようにカード注文を受け付けたい場合、まだ売上がない段階から月1,100円の認証固定費を予算に置くかどうかが最初の判断ポイントになります。
5,000円の注文が入ったら、いくら引かれる?
注文時の手数料率がどちらも約6.6%に見えても、1件ごとの固定料や月の認証費を含めると手元に残る金額は異なります。
2026年10月時点の料金体系は以下の通りです。
- カラーミーショップ(フリー):通常クレジットカード決済で、注文1件につき税込6.6%+33円(カラーミーショップ公式プランページのFAQ例に基づく試算)
- BASE(スタンダード):通常Web注文の標準クレジットカード決済で、決済手数料3.6%+40円、およびサービス利用料3%(BASE公式料金ページ)。これらは非課税です(BASE公式ヘルプ)。
決済手数料とは支払いを受け付ける際にかかる費用、サービス利用料とはBASEが決済手数料とは別に注文ごとに徴収する運営費用です。
商品代金と送料を合わせた支払額が5,000円、通常対象カードのみで月に20件の注文があった場合の費用を比較します。
| 項目(月20件・1件5,000円の場合) | カラーミーショップ(フリー) | BASE(スタンダード) |
|---|---|---|
| 1件あたりの計算式 | 5,000円 × 6.6% + 33円 | (5,000円 × 3.6% + 40円) + (5,000円 × 3%) |
| 1件あたりの手数料 | 363円(税込条件付き) | 370円(非課税) |
| 20件分の手数料小計 | 7,260円 | 7,400円 |
| カード決済の認証月額 | 1,100円(税込) | 0円 |
| 月の決済関連費用小計 | 8,360円 | 7,400円 |
※この小計には振込手数料、ドメイン代、追加機能費、返金手数料、仕入れや梱包材、配送実費は含みません。カラーミーショップの計算は公式FAQの記載に基づく試算であり、実際の請求は契約時の個別条件をご確認ください。
なお、決済手段によって条件が変わります。BASEではPayPay、Amazon Pay、PayPalを利用すると決済手数料に1%が加算されます。また専用購入アプリ「PAY ID」経由の注文は3.6%+40円+5.9%の別体系です(通常Web費用をさらに加算するわけではありません)。カラーミーショップでもクレジットカード以外の決済方法には別の料率が設定されています。
商品写真を並べて、自分らしい見た目にできる?
専門知識がなくても、あらかじめ用意されたテンプレート(ページの見た目のひな形)を使えばどちらも商品ページを作成できます。
まずは布小物の正面、内側のポケットや縫製、サイズ感が伝わる写真を用意し、素材や販売単位、送料などの説明文を添えて、スマートフォンで読みやすいか確認することから始めましょう。
カラーミーショップのフリープランでは商品数の登録が無制限ですが、保存容量は200MBまで、1商品あたりの画像は最大4枚です(カラーミーショップ公式ヘルプ)。デザインは無料テンプレートのほか有料の買い切りテンプレートも選べ(カラーミーショップ費用ヘルプ)、HTML/CSS(ページの内容や見た目をコードで調整する仕組み)を編集して整えることも可能です。ただし、ショップを開設する段階でコード編集が必須となるわけではありません。
BASEでも無料テンプレートのほか有料テーマを購入してデザインを変更できます(BASEショップデザイン)。また、店に必要な機能を追加する道具である「Apps」を使って機能を足していく構成です。なお、BASEでショップを公開するには、実際に販売する商品を1点以上登録しておく必要があります(BASE公式ヘルプ)。
店のURLを独自の名前にすると、費用と条件はどう違う?
ショップのアドレス(URL)に自分で決めた専用の名前を使うかどうかは、初期の費用や設定の手間に直結します。独自ドメインとは、ショップのURLとして利用する自分で選んだ名前(例:example.comなど)のことです。開設当初は各社から提供される無料の初期URLで始め、運営が軌道に乗ってから独自ドメインを検討する選択肢もあります。
独自ドメインを使う場合、ドメイン自体の取得・更新費用のほかに、SSL(通信を暗号化して訪問者の情報を保護する仕組み)の費用や、接続できる形式の違いを確認しておく必要があります。
2026年10月時点の条件は以下の通りです。
- カラーミーショップ(フリー):
- 初期URLは「◯◯.shop-pro.jp」が提供されます。
- 外部のドメイン管理会社で取得した独自ドメインを持ち込んで設定できます(ドメイン自体の更新費は別)。
- カラーミーショップ内で独自ドメインを取得(内部取得)する場合、月額550円(税込)がかかります。ただし、内部取得したドメインは他社サービスへの移管やサービス外での利用ができません(カラーミーショップ公式ヘルプ)。
- フリープランで独自ドメインに常時SSLを適用するには、別途月額1,100円(税込)が必要です(カラーミーショップSSLヘルプ、プランヘルプ)。
- BASE(スタンダード):
- 提供される初期URLでそのまま開設できます。
- 独自ドメインを設定するには、無料の「独自ドメインApp」を使用します(BASE Apps詳細)。外部で取得したドメインの購入・更新費用は自己負担ですが、設定後のSSLは自動で無料適用されます。
- 接続できる形式は、ドメイン管理会社でCNAME(接続先サーバーを指定する設定)を設定できる「サブドメイン」(例:shop.example.comのようにexample.comの前に文字列を付けた形式)に限られます。「example.com」単体や「example.com/shop」のようなサブディレクトリ形式での接続には対応していません(BASE公式ヘルプ)。
「shop.example.com」のようなサブドメインで接続し、ドメイン以外の追加固定費を抑えたいならBASEの接続形式が適しています。一方、カラーミーショップ内でドメインを取得した場合は将来そのまま他社へ持ち出せない制約があるため、将来の移転を見据えるなら外部のドメイン会社で取得しておくのが安心です。
注文が入った後、入金までに何をする?
ネットショップでは、注文が入った瞬間に売上代金が手元に入るわけではありません。商品の発送と銀行口座への着金時期は異なるため、梱包資材や発送時の送料はあらかじめ準備資金として手元に用意しておく必要があります。
注文後の処理や問い合わせ窓口の条件は以下の通りです。
カラーミーショップのフリープランでは、クレジットカード決済(カラーミーペイメント)の利用にあたって専用の申請とGMOイプシロンとの契約・審査が必要です(カラーミーショップ公式プランページ)。売上金は通常「月末締め・翌月末払い」で入金されます(カラーミーショップ公式ヘルプ)。決済代行会社であるGMOイプシロンとの契約に基づき、手数料の相殺や売上額が一定未満の場合の繰越条件などが適用されます(GMOイプシロン公式サイト)。サポート窓口はAIチャットおよびメールフォームによる受付で、電話窓口はありません。
BASEでは、注文されたすべての商品を実際に発送し、商品ごとに発送済みにしたうえで注文ステータスを「対応済」に更新すると、売上残高として計上されます(BASE公式ヘルプ)。この残高から管理画面で「振込申請」(口座への入金を依頼する操作)を行うと、申請日から10営業日(土日祝などの銀行休業日を除く)で口座へ入金されます(BASE公式ヘルプ)。なお、振込時には所定の振込手数料がかかるほか、申請額などの条件に応じて事務手数料が差し引かれます(BASE振込手数料ヘルプ)。サポートは問い合わせフォームから順次メールで回答される仕組み(平日10〜19時受付)で、チャットや電話の窓口はありません(BASE公式サポート窓口ヘルプ)。
注文が入ってからの具体的な梱包や発送手続きについては、初めての注文確認から自宅発送までの手順 を参考にしてください。
有料へ変えるとき、月額と契約で何を確認する?
注文が増えてきた際、有料プランへ移行すれば手数料が安くなって必ず得になるとは限りません。固定費が増える分、決済手数料の削減額が見合っているか、また支払う総額やプランを戻す条件を事前に確認することが大切です。
2026年10月時点の有料プランの主な条件は以下の通りです。
- カラーミーショップ(レギュラープラン):
- ショップ初期費用3,300円、月額4,950円(税込)(カラーミーショップ公式料金プラン)。支払いは3か月、6か月、12か月からの一括前払いで、初回は試用期間終了翌日から当月末までの日割り料金と選択した契約期間(その料金条件で利用する期間)の料金を支払います(カラーミーショップ支払いヘルプ)。毎月の月払いではありません。
- レギュラープラン専用のカラーミーペイメントでは、対象クレジットカードの手数料が3.4%(税込)となり、カード月額費用や3Dセキュア認証が無料になります(カラーミーペイメント公式ページ)。ただし、個人契約ではクレジットカードとコンビニ決済の同時導入が必須となるほか、別途審査と契約が必要です。ショップのプランを変更した瞬間に新しい決済料率が即時適用されるわけではない点に注意してください。
- レギュラープランでは国内の電話サポートが利用可能になります。
- なお、利用期限のないフリープランとは別に、有料プランを無料で試せる「30日間のお試し期間」が用意されています。この30日間の試用では独自ドメイン、常時SSL、メルマガ配信、アプリ追加が利用できません(カラーミーショップ試用ヘルプ)。フリープランから有料プランへの移行は可能ですが、一度有料プランを契約すると同一アカウントのままフリープランへ戻すことはできません。また、支払済みの契約料金の返金はなく、試用期間中に解約した場合は即時終了してデータが削除されます。解約時には管理画面での退会手続きに加えて、アプリの削除や決済代行会社の個別解約が必要です(カラーミーショップ解約ヘルプ、イプシロン解約ヘルプ)。
- BASE(グロースプラン):
- 月契約・月払いの場合は月額19,980円(税込)、12か月契約一括払いの場合は198,960円(税込、月額換算で16,580円)です(BASE公式料金ページ)。月額換算(まとめて前払いした総額を月数で割った計算上の金額)は月払いとは異なります。
- 通常Webの対象決済手数料が2.9%になり、通常Webのサービス利用料は0円になります(PayPay等は3.9%)。
- ショップで使える機能やサポート窓口の対応内容はスタンダードプランと同じで、有料Appなどの費用は別です。
- スタンダードプランへ戻す場合は、契約期間(1か月または12か月)が満了した後の切り替えとなります(BASE利用規約)。
月20件前後の販売規模であれば、慌てて有料プランを契約するのではなく、実際の注文件数が安定し、機能やサポートの必要性を感じた段階であらためて試算するのが現実的です。
自分の店なら、まずどちらを候補にする?
カラーミーショップとBASEのどちらを選ぶべきかは、カード決済を含めた売れる前の固定費を抑えたいか、それともコード編集や将来の電話サポート体制を重視するかによって分かれます。
| サービス | 向いている使い方 | 合わない条件 |
|---|---|---|
| BASE(スタンダード) | ショップ本体やカード決済の固定費をかけずに始めたい、初期URLやサブドメイン接続で十分 | 電話での問い合わせ窓口を希望している、example.com単体で接続したい |
| カラーミーショップ(フリー) | HTML/CSSでページの見た目を直接調整したい、将来レギュラープランの電話サポートを見据えている | カード決済の認証月額(1,100円税込)をかけたくない、一度有料にした後に同一アカウントで無料へ戻したい |
今回の布小物店のように、クレジットカード決済を受け付けつつ売れる前の固定費をゼロに抑えたい場合は、ショップ本体とカード決済の月額固定費がかからないBASEが最初の候補になります。
一方で、最初からHTML/CSSの編集を活用したい場合や、カード認証費用を負担してでも将来の電話サポート体制に魅力を感じるなら、カラーミーショップが候補になります。
候補を決めたら、次の2つの行動から出店準備を進めてみてください。
- 候補とするサービスの公式ページで、決済や独自ドメインの利用条件を確認する。
- ショップで最初に販売する商品1点分の写真と説明文を用意する。
BASEの初期設定からショップ公開までの具体的な手順については、BASEの初期設定と公開手順 を参考にしてください。
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