PRACTICAL GUIDE

検索に出ない理由を順番に調べる

商品を公開したのに、Googleで探しても見つからない。そんなときは商品説明を書き足す前に、Googleがそのページを知っているかを確認しましょう。登録されていないページと、登録済みでも検索結果に出にくいページでは、必要な対応が違います。

01

公開できたことと、Googleへの登録は別

02

URL検査で未登録の理由と正規URLを確認する

03

登録済みなら検索表示とクリックへ進む

STEP 01

まず、調べたい商品ページを一つ開く

ここで扱うのはGoogleの通常検索です。店内の検索窓や、Merchant Centerの商品承認とは別に調べます。ショップ名でトップページが出ても、すべての商品ページが登録されているとは限りません。

検索に出したい商品の公開URLをコピーし、ログインしていないブラウザでも商品名・説明・購入条件が見えるか確認します。管理画面やプレビュー用のURLではなく、お客様へ案内するURLを使います。非公開商品や会員限定情報を、検索対策のために公開へ変えないでください。

次に、その店舗のSearch Consoleを開きます。Search ConsoleはGoogle検索での登録状況や表示を調べる道具です。まだ使えない場合は、サイト所有者へアクセス権を依頼するか、所有権確認から始めます。GA4のアクセス数だけでは、検索に登録されているかは分かりません。

STEP 02

URL検査で、Googleが持っている情報を見る

Search Console上部のURL検査欄へ、対象商品のURLを入力します。『URLはGoogleに登録されています』なら、登録の有無を調べる段階から検索表示の確認へ進めます。ただし、その表示だけで希望するキーワードや順位への掲載が保証されるわけではありません。

登録されていない場合は、『ページのインデックス登録』の詳細を開き、理由と最終クロール日を記録します。クロールはGoogleがページを取りに来ること、インデックス登録は検索に使う情報として保存することです。取得できたことと登録されたことも別です。

通常の検査結果は、現在の画面そのものではなくGoogleが前回取得した情報です。設定を修正した後は『公開URLをテスト』で現在の取得可否を確認します。このテストが成功しても、登録完了の証明にはなりません。

STEP 03

未登録の理由に合う対応だけを選ぶ

noindexは検索に載せないための指定です。公開したい商品へ誤って付いていればカート設定や制作担当者へ確認します。ただし、検索対象にしない注文・会員ページまで一括で解除しないようにします。robots.txtによる取得制限とnoindexは役割が違うため、理由が分からないまま両方を削除するのも避けます。

ページが見つからない、取得できないという結果なら、商品が公開中か、URL変更や一時的なサーバー障害がなかったかを確認します。販売終了で意図して削除したページまで、すべてエラーとして復活させる必要はありません。

『検出 - インデックス未登録』はURLを知られていても、まだ取得されていない状態です。『クロール済み - インデックス未登録』は取得後に未登録となっている状態で、登録されることも、されないこともあります。後者のクロール要求を何度も送り直す必要はありません。商品一覧からリンクでたどれるか、商品固有の情報があるかを点検し、理由だけで低品質と断定して全面改稿しないようにします。

STEP 04

別URLが選ばれていたら、そちらも確かめる

色違い、表示順、広告用のパラメーターなどで、同じ内容に複数のURLがあることがあります。canonical(正規URL)は、その中で代表として扱ってほしいURLを示す指定です。

URL検査で『Googleが選択した正規URL』を確認し、意図した商品の代表ページなら、そのURLの登録や表示を調べます。すべての色違いURLを別々に登録させることが目的ではありません。違う商品や古いページが代表になっている場合は、両方を開いて内容とリンク先を制作担当者へ伝えます。

検索に出ないからと商品URLを何度も変えると、既存リンクとの食い違いを増やします。転送やcanonicalの修正は、現在の設定と影響先を確認してから行ってください。

STEP 05

登録済みなら、表示回数とクリックを分ける

Search Consoleの検索パフォーマンスで、原則としてGoogleが選んだ正規URLと期間を指定し、表示回数とクリック数を見ます。表示回数は検索結果に表示された回数、クリック数はそこからサイトへ進んだ回数を示す指標です。重複URL側だけを絞ると、代表URLに集計された数字を見落とす場合があります。期間や検索タイプ、絞り込みが違う数字を並べないようにします。

登録済みで表示が少ないなら、商品名だけでなく、お客様が探す用途・素材・サイズなどに答えているかを確認します。表示があってクリックが少ないなら、検索語と商品が合っているか、ページタイトルが商品の違いを伝えているかを見ます。どちらも原因の候補であり、登録検査だけから需要不足やタイトルの悪さを確定するものではありません。

下の例のように、表示100回・クリック0件なら『一度も検索に出ていない』とは違います。少ないデータの一日分だけで結論を出さず、同じ条件で観察を続けます。クリック後の注文不足は、別の記事で購入経路を確認しましょう。

STEP 06

修正した内容と、次に確認する日を残す

記録は、対象URL、確認日、登録状況、理由、変更した設定、変更後の確認結果をそろえることから始められます。設定を変えた日とGoogleが再取得した日を分けておくと、まだ古い情報を見ているのか判断しやすくなります。

公開URLの取得問題を直した後など、必要な場合にインデックス登録をリクエストします。申請は順位を上げる操作でも、即時掲載の予約でもありません。再確認日は店舗側の作業予定として決め、Googleの反映期限として扱わないようにします。

相談する場合は、対象の公開URLと検査理由を添えます。顧客名、注文情報、管理画面の認証情報などの機密データは送らず、公開設定と検索登録のどこで止まっているかを伝えれば、担当者も調べ始めやすくなります。

WORKED EXAMPLE

具体例:同じ「検索から0件」でも、次の仕事は違う

架空の3商品を、同じ期間・検索タイプで確認した例です。数値は当サイトや店舗の実績ではなく、原因の切り分けを説明するための仮定です。

商品A公開用商品に誤ったnoindex。まず設定を確認
クリック0件
商品B登録済み。期間・絞り込み・検索需要との対応を調べる
表示0回・クリック0件
商品C検索表示はある。検索語と商品の伝わり方を確認
表示100回・クリック0件
商品Cのクリック率表示はあるが、この期間のクリックはない
0%
計算結果商品Cのクリック率=0件÷100回×100=0%

この数字から分かること3商品とも注文やクリックがないとしても、同じ文章修正では解決しません。商品Aは登録を妨げる設定から、商品Bと商品Cは検索パフォーマンスから調べます。

DECISION CORE

未登録を直す前に、検索に載せるべきページか考える

公開用の商品と、会員・注文などの限定ページを同じ扱いにしないことが出発点です。検索の数字だけを増やそうとすると、不要な公開やURL変更につながります。

01

設定を変える権限がなければ、理由を添えて相談する

URL検査の理由、対象の公開URL、確認日を制作担当者へ伝え、店舗全体の設定を手探りで解除しないようにします。

02

代表URLが合っていれば、別URLの未登録を追い続けない

同じ商品を指す重複URLでは、代表ページの登録と表示を確認します。別の商品が選ばれている場合だけ、内容と設定を照合します。

03

クリック後に売れないなら、登録作業から離れる

検索から訪問できている商品では、送料や納期、購入手順を見直します。登録申請の繰り返しで購入率を改善しようとしません。

TWO CASES

条件が変わると、判断も変わる

一つの結論を全事業者へ当てはめず、運営条件の違う2ケースで確認します。

会員限定の商品が検索に出てこない

前提
会員向けの価格や商品情報を、ログイン後の画面だけに表示している。
判断
非公開の意図があるなら、検索のための一括公開は情報を守る方針と衝突します。
次の行動
限定情報は保護したまま、一般公開できる商品紹介ページが必要かを店舗責任者と決めます。

広告付きURLは未登録だが、商品本体は登録済み

前提
広告用パラメーターが付いていない商品URLが、代表URLとして選ばれている。
判断
同じ内容の別URLが独立して登録されないことは、直ちに商品の検索表示の不具合を意味しません。
次の行動
代表URLの登録と検索パフォーマンスを確認し、広告用URLを大量に申請しないようにします。

いずれも切り分けを説明する想定ケースです。実店舗の診断結果ではなく、公開範囲や代表URLの正しさは自店の設定で確認してください。

FAQ

判断前によく出る疑問

サイトマップを送れば全部の商品が検索に出ますか?

送信はURLを知らせる手段で、全件の登録や希望する順位を保証しません。重要な商品からURL検査で実際の状態を確認します。

登録リクエストを毎日送り直すべきですか?

回数を増やすことを改善策にしません。検査理由に応じて取得問題やページ内容を確認し、変更した内容とGoogleの取得日を分けて追います。

Merchant Centerで承認済みなら、通常検索も大丈夫ですか?

商品データの承認と通常検索のページ登録は別に確認します。無料商品掲載の条件はMerchant Center、通常検索はSearch Consoleで調べます。

FINAL CHECK

実行前のチェックリスト

  • 公開URLをログインなしで開いた
  • URL検査の登録理由と取得日を記録した
  • 意図的な非公開・検索除外を勝手に解除していない
  • 正規URLと対象商品が合っているか確かめた
  • 期間・検索タイプ・ページをそろえて表示とクリックを見た
  • 変更日と次の確認日を分けて記録した
PRIMARY SOURCES

公式出典

    • 取得時点とライブテストの違い、登録と検索表示の非同一性
    • Googleが選択した正規URLの確認
    • 検出とクロール済み未登録、noindex、重複URLの違い
    • 未登録がすべて修正すべきエラーではないこと
    • 検索表示とクリックの違い
    • 原則として正規URLへ検索パフォーマンスを集計
    • リクエストとサイトマップは登録や即時掲載の保証ではない
    • 同じURLへの再リクエストで取得が速まるわけではない
CORRECTION

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