PRACTICAL GUIDE

Googleで商品を無料掲載するには

商品をGoogleへ登録したのに、検索しても見つからない。そんなときは『登録できた』『掲載対象になった』『実際に表示された』を分けて見る必要があります。まずは販売中の商品とGoogleへ渡す情報をそろえ、表示を妨げる問題がないか確認しましょう。

01

無料掲載と有料のショッピング広告は別

02

登録データを商品ページ・購入画面と照合

03

掲載の資格と実際の表示・クリックを分ける

STEP 01

無料リスティングは、自店の商品を見つけてもらう入口

Googleの無料リスティングは、商品情報を検索やショッピングタブなどへ掲載する仕組みです。Merchant Center(マーチャントセンター)は、その商品データや掲載状態を管理するために使います。ここでは、日本向けに商品をオンライン販売している店の無料掲載を扱います。実店舗の在庫を案内する無料ローカルリスティングとは、準備する情報が異なります。

無料なのはこの掲載の広告費です。商品データを整える時間、ECカート、連携アプリなどの費用までなくなるわけではありません。有料のショッピング広告を配信することとも別なので、無料掲載を試す段階で広告予算の設定まで一緒に進める必要はありません。

また、掲載対象になっても必ず表示されるわけではありません。Google公式も表示を保証していません。検索結果で何度も自店を探すより、アカウントの状態、商品の問題、パフォーマンスを順に確認します。

STEP 02

先にショップの情報と管理するアカウントをそろえる

まず、販売する商品ページで価格・購入方法・送料・返品条件を確認できるか見ます。Googleへ送る内容だけ整えても、クリックした先で条件が違えば購入者は困ります。日本への発送では、Merchant Centerの送料設定、または商品データでの送料情報も必要です。

Merchant Centerをすでに使っていないか、カートの連携機能や店の担当者に確認します。既存アカウントがあるなら、別アカウントを新設して所有権を取り直す前に、誰が管理しているかを調べてください。ショップのURLは、アカウントの案内に従って所有権の確認と申請の状態を確かめます。

所有権の『確認』は自分がサイトを管理していることの確認、『申請』はそのURLをMerchant Centerアカウントへ結び付ける手続きです。

確認方法はメール、ECプラットフォーム、HTMLなど複数あります。利用中のカートで対応できる方法を選び、権限や作業場所が分からなければ管理者へ依頼します。登録のためにサイト全体のアクセス制限やセキュリティ設定を解除する必要はありません。

STEP 03

商品データを、買えるページと同じ内容にする

Googleへ商品情報を渡す一覧は、商品データやデータソースと呼ばれます。カートとの連携、ファイルなど、利用できる方法から選びます。どこで商品情報を直せば次の同期に反映されるかを、先に決めておきましょう。

基本は商品ID、商品名、説明、商品URL、画像、価格、在庫状況を照合することです。ブランドやGTINなどの識別情報、色・サイズの扱いは商品と対象国で要件が変わるため、公式の商品データ仕様で対象条件を確認します。分からない番号を自作して埋めてはいけません。

たとえば黒のSを登録したなら、リンク先でも黒のSの価格・在庫を確認します。商品ページの最安バリエーションの価格だけを、すべての色・サイズに送らないようにします。購入画面と、ページ内の検索エンジン向け情報である構造化データも、実際の販売条件と一致させます。

掲載画像は、商品が何かを正確に示すものを使います。メイン画像へ宣伝文や透かしを重ねるなど、普段のSNS画像をそのまま流用すると、商品データの画像要件に合わない場合があります。使用権限のある画像を選び、加工で実物の仕様を変えないでください。

STEP 04

少数の商品で照合してから対象を広げる

最初に、価格や在庫を追いやすい商品を選んで確認する方法があります。自動連携ですでに全商品が送られている場合も、照合する商品を絞って作業を始められます。下の20件は、確認作業を分けるための仮例です。

自店の作業表には『商品ID/商品URL/データの更新元/照合日/価格・在庫の差分/次の作業』を残します。1商品に複数の問題があっても、商品件数の集計では重複して数えないようにします。問題の個数とは別です。

差分がある場合は、Google側の表示だけを一時的に直すのではなく、元の商品データと次回同期の内容まで確かめます。誰がどこを更新するか分からないままデータソースを追加すると、異なる値の送り先が増えるので、まず既存の更新経路を確認してください。

STEP 05

表示されないときは、問題の詳細を読む

Merchant Centerで無料リスティングの状態と、対象商品の状態を確認します。『注意が必要』に問題が出ていれば、その詳細から影響する商品と修正方法を読みます。商品単位の不足とアカウント全体の問題では、対応する場所が違います。

価格や在庫の不一致なら、指摘された商品を開き、登録データ・商品ページ・購入画面を照合します。画像の問題なら、対象画像と要件を確認します。審査中なのか、修正が必要なのかも分け、商品名を変え続けたり同じ商品を別IDで繰り返し登録したりして解決しようとしないでください。

修正後はデータが取り込まれたか、問題の表示がどう変わったかを確認します。再審査が可能な問題では、公式案内と画面に従って進めます。何時間で承認されるかはここで一律に約束できません。原因が不明な場合は問題名・商品ID・確認した内容をまとめ、公式サポートへ相談します。

STEP 06

掲載対象になったら、表示とクリックを追う

設定と商品データに問題がなくても、すぐにアクセスが増えるとは限りません。Merchant Centerのパフォーマンスで無料リスティングに対象を絞り、表示やクリックを確認します。有料広告や、サイトの他の検索流入と混ぜないことが大切です。

表示がほとんどないなら、対象状態を確認したうえで、商品情報が何の商品かを具体的に伝えているか見ます。表示されるのにクリックされない場合は、写真・商品名・実際の価格など、検索する人が比較する内容を点検します。クリック後の購入は自店の計測条件を確かめ、キャンセルや返品も踏まえて見ます。

登録件数を増やすことだけを成果にせず、まずは情報が正しく更新され、問題発生時に直せる状態を作ります。広告なしで利益が増えるという保証ではなく、商品を見つけてもらう入口を一つ育てる作業です。

WORKED EXAMPLE

具体例:20件の商品を、照合作業の状態で分ける

同じ時点に選んだ商品ID20件を、人が価格・在庫・リンク先などの照合用に分類した仮例です。Googleの正式なステータス名や承認数ではありません。各商品は次の3区分のどれか一つに数えます。

今回の照合対象商品IDごとに一度ずつ数える
20件
照合済み・差分なし表示・承認を保証する数字ではない
12件
照合済み・差分あり更新元を直して再確認
5件
まだ照合していない未確認を問題なしに数えない
3件
計算結果5+3=残り8件

この数字から分かること残り8件のうち、5件は差分の修正、3件は最初の照合へ進みます。12+5+3=20件ですが、20件すべてが掲載されたという意味ではありません。実際の掲載状態とパフォーマンスはMerchant Centerで別に確認します。

DECISION CORE

無料掲載で止まった場所を、登録・問題・反応から選ぶ

見つからないという結果だけでは直す場所が決まりません。まだデータが届いていないのか、修正待ちなのか、掲載対象でも反応がないのかを分けます。

01

商品が取り込まれていなければ更新経路を確認

カートの送信対象、データソース、商品IDを照合します。入力画面に情報があることと、Merchant Centerへ届いていることを同じに扱いません。

02

問題が表示されたら、影響商品と原因を絞る

『注意が必要』の問題を開き、対象商品と修正方法を確認します。全商品を書き換えず、価格なら同じバリエーションの価格を送信元から追います。

03

対象でもクリックがなければ表示から確認

掲載資格だけで集客の効果を判断しません。無料リスティングの表示とクリックを分け、反応の少ない商品情報から点検します。

TWO CASES

条件が変わると、判断も変わる

一つの結論を全事業者へ当てはめず、運営条件の違う2ケースで確認します。

店では値下げしたのにGoogle側は旧価格

前提
カートの販売価格を変えたが、送信された商品データは以前の値のまま。
判断
価格を直す場所と、Googleへ送る更新経路がそろっていない可能性があります。
次の行動
同じ商品IDの価格を送信元・商品ページ・購入画面で照合し、修正後の取り込みまで確認します。

照合済み12件を『12件掲載できた』と報告した

前提
人がデータの差分を確認した件数を、Googleでの表示実績として数えている。
判断
作業の完了と、Googleが掲載対象として扱う状態、実際の表示は別のものです。
次の行動
作業表は照合件数として残し、Merchant Centerの対象状態とパフォーマンスを別欄で確認します。

ケースは商品データの更新と確認作業を考える仮例です。審査結果やアクセス増加の実績ではありません。

FAQ

判断前によく出る疑問

無料リスティングだけなら広告予算は必要ですか?

無料リスティングの掲載自体は広告費用がかかりません。有料広告は別の施策です。ただし、商品管理の作業時間や連携ツールなど、自店側でかかる費用は別に見ます。

登録すれば検索結果に必ず出ますか?

保証されません。Google公式も掲載の対象状態と実際の表示を分けています。まず商品の問題と掲載対象を確認し、その後に表示・クリックを見てください。

未確認のGTINには自店のSKUを入れてよいですか?

正規の商品識別番号の代わりとして埋めてはいけません。メーカーから付与された番号の有無や商品の条件を確認し、公式の商品データ仕様に従います。

FINAL CHECK

実行前のチェックリスト

  • 既存のMerchant Centerと管理者を確認した
  • ショップの所有権と送料・返品情報を確認した
  • データの更新元と同期方法が分かる
  • 色・サイズをそろえて価格・在庫を照合した
  • 注意が必要な商品の問題と次の作業を分けた
  • 登録数・掲載対象・表示・クリックを区別している
PRIMARY SOURCES

公式出典

    • 条件を満たす商品がGoogleの複数面へ無料で表示される可能性があること
    • 無料リスティングを有効にしても表示は保証されないこと
    • 商品情報、在庫、価格、送料、返品条件などを正しく登録する必要があること
  1. 商品データ仕様Google Merchant Center ヘルプ
    • 商品情報・価格・在庫を商品ページと購入画面に一致させること
    • 商品画像の要件と商品識別番号・バリエーションの対象別条件
    • 注意が必要な問題から詳細ページで原因・修正方法・対象商品を確認できること
    • 該当する問題について再審査の案内を参照すること
    • サイトの所有権確認とMerchant Centerアカウントへの申請の区別
    • ECプラットフォーム・メール・HTMLなど条件に応じた確認方法
    • 既存アカウントとURL申請の管理者を確認する必要性
CORRECTION

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