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ShopifyとBASEはどう違う?作りたいお店に合わせた選び方
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好きなポーチを並べるお店を作るなら、ShopifyとBASEのどちらがよいでしょう。今回は、布のポーチを10種類並べたい架空の国内向けショップを例に考えていきます。この記事では、月々の予算や売り場の見せ方、将来だれかと運営する可能性といった視点から、どちらのサービスが自分のお店に合いそうかを整理します。
小さなお店なら、どちらを選んでもいい?
小さなお店でも両方を候補にできます。毎月の利用料をかけずに始めたいか、継続費を用意してShopifyでの店づくりを試したいかが、最初の分かれ道です。
ネットショップ作成サービスとは、インターネット上に商品を並べる売り場と注文を受ける仕組みを用意するサービスです。初めてお店を開くときは「小規模ならBASEしか選べないのでは」「Shopifyは規模の大きな事業者向けでは」と迷うかもしれません。しかし、国内向けの通常ショップを開く入口として、Shopify BasicとBASEスタンダードはどちらも現実的な候補になります。
今回の架空のポーチ店のように、商品の見せ方を自分で工夫しながら月々の予算を用意し、デザインや機能の追加を試したいならShopifyが有力な候補になります。一方で、まずはショップの月額利用料をかけずに始めたいならBASEスタンダードが合っています。
毎月の利用料は、どのくらい違う?
BASEスタンダードの月額利用料は0円、Shopify Basicは定期的な利用料がかかります。続けられる支払額を見てから、年払いで契約するかを考えましょう。
固定費とは、販売数にかかわらず継続して払うお金のことです。BASEスタンダードは初期費用も月額利用料も0円ですが、Shopify Basicでは定期的な利用料が発生します。
| プラン(2026年10月時点) | 月々の利用料 | 決済手数料 |
|---|---|---|
| BASEスタンダード | 0円 | 注文ごとに発生 |
| Shopify Basic(月払い) | 4,850円税別(30日ごと) | 注文ごとに発生 |
年払いを選ぶと、Shopify 料金プランでは月額換算3,650円税別となり、年額43,800円税別を1年分前払いします。月額換算とは、年の金額を12で割った表示のことです。Shopify利用規約上、料金表示は適用税を含まない税別表示となっています。また、プラン利用料はShopifyヘルプ(請求サイクル)の通り通常返金されません。
架空のポーチ店ではショップ固定費として毎月1万円まで仮に用意できる想定ですが、デザインや機能の追加にも費用がかかる可能性があります。まずは月払いで続けられる支払額を確認してから、年払いを検討するのが安心です。
商品が売れたときの手数料も違う?
料率だけでなく、注文ごとの定額料金や追加される利用料も合わせて見ます。Shopifyは使う決済サービスによっても条件が変わります。
決済手数料とは、お客さんから代金を受け取るときに差し引かれる費用のことです。Shopify ペイメントとは、Shopifyでクレジットカード決済を受け付ける仕組みを指します。外部決済とは、それ以外の決済サービスを使うことです。
国内向けの通常Web注文で、標準カードやJCBを使い、ShopifyではShopify ペイメント単独を利用する場合の条件を比べます。
| サービス(2026年10月時点) | 決済手数料 | 注文ごとの固定額 | サービス利用料 | 税の扱い |
|---|---|---|---|---|
| BASEスタンダード | 3.6% | 40円 | 3% | 非課税 |
| Shopify Basic(Shopify ペイメント単独) | 3.55% | 0円 | なし | 適用税別 |
BASEのヘルプによると、BASEのかんたん決済手数料とサービス利用料は非課税です。計算の基礎は、送料や消費税を含めた注文合計金額となります。一方、Shopify BasicでShopify ペイメントを単独利用する場合のオンラインカード料率は、標準カード・JCBで3.55%+0円、American Expressや海外発行カードで3.9%+0円です(Shopify 料金プラン)。料金表示は適用税を含まないため、税の扱いが異なり単純な比較はできません。
なお、Shopify ペイメントの利用には本人確認やビジネス情報の確認が必要となる場合があり、無条件で利用できる保証はありません(日本向けShopify ペイメント)。Shopifyで外部決済を併用または利用する場合は条件が変わり、決済会社の手数料に加えてShopifyの外部取引手数料が加わる場合があります。
BASEスタンダードの通常Web注文では、PayPal、Amazon Pay、PayPayを利用すると決済手数料部分が4.6%+40円になります(BASE料金詳細)。PAY IDアプリ経由の注文は別の料率が適用されます。
架空のポーチ店であれば、購入者にどの決済方法を使ってほしいかを先に考え、その手段にかかる手数料の仕組みをあらかじめ確認しておくことが大切です。
お店の見た目や機能は、どこまで変えられる?
どちらも用意されたデザインを使って店づくりを考えられます。Shopifyを試すなら、テーマの設定と追加アプリの必要性を、自分の商品一つで確かめてみましょう。
テーマとは、お店の見た目を決めるデザインの土台のことです。アプリとは、お店に新しい機能を付け足す道具を指します。
BASEには無料テンプレートと購入できる有料テーマがあり、好みのデザインを選んで並べられます。Shopify Basicでも無料テーマや有料テーマを追加し、テーマエディタを使って文字や画像を配置できます。ただし、設定できる項目は選んだテーマによって異なります。Shopifyの有料テーマを使う場合は、ストアを公開する前に購入手続きが必要です。
また、Shopifyではアプリを導入して必要な機能を補えます。アプリには定期課金、従量課金、一回限りの支払いといった課金形態があります。さらに、テーマやアプリの請求には米ドルから日本円への換算が含まれる場合があり、為替手数料が加わります(Shopify 現地通貨での支払い)。
架空のポーチ店なら、まずはポーチ1個分の写真と説明を用意し、追加費用をかけずに標準機能だけで思い通りの売り場が作れるか試してみるのがおすすめです。必要な機能を1つだけ書き出し、標準機能で足りるかを確かめてからアプリの検討に入ると費用を把握しやすくなります。
店のURLや、一緒に運営する人はどうする?
使いたいURLと、管理画面を触る人数も確認しておきます。特にShopify Basicは追加スタッフアカウントを含まないので、最初から誰かと担当を分けたい人は別の条件になります。
独自ドメインとは、お店のURLに使う専用の名前のことです。サブドメインとは、独自ドメインの前に「shop」などの文字列を付け足した形を指します。スタッフアカウントとは、店主とは別に管理画面へログインし、作業を行うための専用権限です。
URLの設定について、Shopifyでは開設時に「myshopify.com」を含むURLが割り当てられますが、外部で管理しているドメインの接続やShopify上での新規購入ができます。Shopifyで購入する場合は毎年更新費用が発生します。一方、BASEでは独自ドメインApp自体は無料で提供されており、外部で取得・管理しているドメインをサブドメインとして接続できます。BASE自体はドメインの取得や契約サービスを提供していないため、ドメイン自体の取得費用や更新費用は外部サービスで別途支払う必要があります(BASEヘルプ)。
管理する人数にも違いがあります。Shopify Basicにはオーナー以外の追加スタッフアカウントが含まれていません。上位のGrowプランなら5人まで追加できますが、プラン料金や条件が異なります。一方のBASEでは、スタッフ管理Appを使うことでスタッフ個別のアカウントを作成し、操作権限を分けて作業を依頼できます。
家族に手伝ってもらう案があるなら、「いつ、どの作業を任せるか」をあらかじめ考えておきましょう。最初は1人で管理するなら追加スタッフアカウントが含まれないShopify Basicでも人数面では対応できますが、最初から別々のアカウントで安全に権限を分けて作業したいなら別の選択肢が必要になります。1つのパスワードを複数人で使い回す運用は避けるのが賢明です。
無料で試すとき、気をつける違いは?
BASEスタンダードは月額0円のプラン、Shopifyは期間を区切った無料体験です。Shopifyは作業できる日に登録し、同じ商品一つを使って見え方と商品登録を確かめるとよいでしょう。
無料体験とは、一定の期間内にサービスの管理画面や機能を確かめる仕組みのことです。
BASEスタンダードは初期費用もショップの月額利用料も0円のプランなので、期間の制限を気にせず登録して少しずつ準備を進められます。
一方のShopifyの無料体験は、2026年10月確認時点で3日間となっており、登録した瞬間から日数の計算が始まります。利用可能な期間や条件は登録時期によって変わる可能性があるため、実際の申込画面で確認が必要です。登録後に慌てないよう、あらかじめポーチ1個分の写真や説明文、販売価格を手元に用意し、作業時間がしっかり取れる日に登録して試すのがおすすめです。
有料プランを選んだ場合は無料体験の終了後にそのプランの請求が始まります。試してみて継続しないと判断した場合は、体験期間が終わる前に解約手続きを行う必要があります。プランを選ばないまま期間が終了した場合はストアが凍結されます。また、有料アプリを導入した場合はプランの無料体験とは別条件で料金が発生することがあります。
なお、管理画面で商品を並べる作業と、一般のお客さんに向けてお店を公開することは異なります。日本向け開設チェックリストにあるように、実際にお客さんを迎える前には、配送や決済の設定、ストアポリシーの入力、テスト注文の確認といった準備を完了させる必要があります。
このお店なら、どちらから始めよう?
継続費を用意して売り場の見せ方や機能を選んでいきたいならShopify Basic、ショップの月額利用料0円を最優先するならBASEスタンダードが最初の候補になります。
ただし、Shopify Basicはショップの月額利用料を0円にしておきたい人や、最初から追加スタッフアカウントを用意して分業したい人には合いません。一方のBASEスタンダードは、商品が売れた際に決済手数料とサービス利用料の両方が差し引かれる点を受け入れる必要があり、望む機能がすべて揃うとは限らない点にも注意が必要です。
今回の架空のポーチ店のように、月1万円までの予算枠を確保でき、まずは1人で始める条件であれば、Shopifyを先に試す選択肢があります。
これから始めるなら、次の手順で進めてみましょう。
- 毎月使える予算と、1人で運営するか誰かと分担するかを決める。
- 選んだサービスに、準備したポーチ1個分の写真と説明を登録して見え方を確かめる。
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