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makeshop vs BASE:固定費と販売手数料を比較
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マグカップと小皿を合わせて12種類扱い、自宅から発送する陶器の小さなお店を架空の例として考えてみます。まだ実績はなく、平日の夜や週末を使って準備を進める想定です。ショップ本体や必要な追加機能にかける固定費の予算は月2万円と置きます(商品数や作業時間、予算は検討のための仮の設定です)。 ネットショップを作るとき、「月額0円」と「販売手数料0円」のどちらを選べばよいかは、売れていないときの決まった支払いと、売れたときの費用の仕組みから見えてきます。
月額0円と販売手数料0円、何が違う?
まだ売上がないお店が最初に比べたいのは、注文が入らなくても毎月決まって支払う「固定費」があるかどうかです。
BASEのスタンダードプラン(2026年10月時点)は、ショップ本体の初期費用と月額利用料が0円です。売れない月にショップ本体の支払いは発生しませんが、商品が売れたときにお客様の支払いを処理する「決済手数料」や、サービス側に支払う「サービス利用料」がかかります(有料のデザインテーマや追加機能のApp、独自ドメインの費用などは別途発生します)。
一方、makeshopのプレミアムプラン(2026年10月時点)は、ショップ本体の月額利用料とクレジットカード決済の月額費用が毎月発生します。自社のネットショップ販売におけるmakeshop側の販売手数料は0円ですが、決済代行会社との契約や注文ごとの決済手数料は別に必要です。
今回の架空店のように12種類の商品を並べて開店準備を進める段階なら、使わない機能のために有料契約を急ぐ必要はありません。BASEのスタンダードプランは、固定費をかけずに自分のペースで準備を進めたい人に向いていますが、電話で直接相談したい場合には合いません。一方、makeshopのプレミアムプランは、再入荷お知らせメールなどの標準機能を使い、平日の電話相談窓口で操作を相談しながら進めたい人に向いていますが、売上がない時期から固定費を払いたくない場合には合いません。
売れていない月にも、いくら支払う?
売れていない月にも支払う金額は、まず通常の1か月契約を基準にして比べます。
2026年10月時点の各プランの固定費は次のとおりです。makeshopプレミアムプランは本体月額のほかにクレジットカード決済(makeshopペイメント)の月額費用がかかり、初期費用は初回のみ別にかかります。BASEのスタンダードプランやグロースプランの月額費用と合わせて比較します。いずれのプランも注文ごとの決済費用や、有料テーマ・追加Appなどの費用は含みません。
| プラン | 本体月額(税込) | クレジットカード月額(税込) | 毎月の固定費合計(税込) | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|---|
| BASE スタンダード | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| makeshop プレミアム(1か月契約) | 13,750円 | 1,650円 | 15,400円 | 11,000円 |
| BASE グロース(月払い) | 19,980円 | 0円 | 19,980円 | 0円 |
長期契約を選ぶと、1か月あたりの費用を抑えられます。月額換算とは、まとまった期間の支払額を月ごとに割って計算した表示のことで、毎月の分割払いではありません。makeshopプレミアムの12か月契約は本体費用148,500円税込の一括払いで、月額換算12,375円税込(税抜11,250円)です。初期費用11,000円税込とクレジットカード月額1,650円税込は割引の対象外で別に支払います。BASEグロースプランの年払いは12か月分一括払いで198,960円税込、月額換算は16,580円です。
今回の架空店の予算は月2万円です。この予算枠にはショップ本体だけでなく必要な追加機能の費用も含まれるため、固定費にいくら使い、追加費用にいくら残せるかを考えながらプランを選びます。
商品が売れたときの手数料は、どう違う?
商品が売れたときの手数料は、利用する決済方法や購入時の経路によって「料率」(支払い額に対する手数料の割合)が変わります。
通常のWebブラウザからのクレジットカード決済では、BASEのスタンダードプラン(2026年10月時点)で決済手数料3.6%+1注文ごとに40円、さらにサービス利用料3%がかかります。グロースプランでは決済手数料2.9%のみで、サービス利用料は0円です。BASEかんたん決済の手数料とサービス利用料は非課税です。
Amazon Pay、PayPal、PayPayでのWeb注文では料率が変わり、スタンダードプランは決済手数料4.6%+40円とサービス利用料3%、グロースプランは決済手数料3.9%になります。また、BASEの商品が買える買い物用アプリである「PAY IDアプリ」を経由した注文では、両プランとも決済手数料3.6%+40円とサービス利用料5.9%になります(通常のWeb注文手数料は重なりません。「PAY IDアプリ経由」と決済方法の「PAY ID あと払い」は別の区分です)。
makeshopプレミアムの料金案内には、クレジットカードの最低料率として3.19%からという表示があります。ただし料金一覧では、Visa・Mastercardの区分と、JCB・American Express・Diners Clubの区分それぞれで月間決済額50万円以上が適用条件とされています。全カードの合算ではなく該当区分ごとに判定されるため、売上が少ない開店直後に一律で最低料率が適用されるわけではありません。また、決済案内ページにあるように、決済手数料の課税対象分には消費税がかかり、一部は非課税です。実際にお店に適用される確定料率と条件は、申込時に契約先へ確認しておく必要があります。
どちらがお得か、売上がなくても考えられる?
毎月の固定費と注文ごとの手数料を足せば全体の負担が見えてきますが、まだ販売実績がない段階の売上予測を正解として思い込まず、まずは仮の数字で費用の増え方を掴み、実際に売れ始めてから見直すのが自然な進め方です。
BASEの手数料計算の対象となる「注文合計」は、消費税込の商品代金とお客様負担の送料を合わせた金額です。ここでは比較の目安として、注文合計5,000円の注文が月に20件あり、売上合計が10万円になった場合を考えます(すべて通常Webのクレジットカード決済と仮定します)。
BASEスタンダードプランでは、1件あたり決済手数料220円(5,000円×3.6%+40円)とサービス利用料150円(5,000円×3%)で合計370円がかかります。20件分では7,400円(非課税)となり、本体の固定費が0円のため、対象項目の小計は7,400円です。
BASEグロースプラン(月払い)では、1件あたりの決済手数料が145円(5,000円×2.9%)で、20件分では2,900円(非課税)です。これに月払いの固定費19,980円税込を加えると、小計は22,880円になります。
makeshopプレミアムプラン(1か月契約)では、本体とカードの固定費合計15,400円税込に加えて、契約時に確認した料率に応じた決済手数料がかかります。
なお、この計算には商品の仕入れ代、実際の配送運賃、売上金の振込費用、有料テーマや追加機能、ドメイン代、初期費用は含んでいません。売上がまだ立っていない段階で、この仮計算だけを理由に固定費の高いBASEグロースプランを急いで選ぶ必要はありません。
見た目や必要な機能は、自分で確かめられる?
デザインやサポートの違いが費用に見合っているかは、手元にある商品1点の写真と説明を実際に登録し、スマートフォンでの見え方と必要な機能から確かめます。
BASEでは、デザインのひな型となる無料テンプレートや有料テーマを使い、ロゴや文字の色、並べるパーツを設定できます(有料テーマは買い切りですが、一部調整に制限があります)。makeshopには、専門的なコードを書かずに画面パーツを並べて作れるノーコードデザイン機能が追加料金なしで用意されています。
機能面では、makeshopプレミアムに売り切れ時の入荷希望を受け付ける再入荷お知らせメールが標準で備わっています。また、自分だけのWebアドレスである独自ドメインは両方で使えますが、ドメイン自体の取得・更新費用は別にかかります。BASEでは無料の独自ドメインAppを使いますが、接続できるのは外部で取得した「shop.example.com」のようなサブドメインに限られ、指定先へつなぐ接続設定が必要です。makeshopでは独自ドメインの設定ができ、通信を暗号化して保護する無料の標準SSLが自動で適用されますが、こちらもドメイン側の接続設定が必要です。
相談窓口にも違いがあります。BASEはお問い合わせフォームから送り、平日10時〜19時の案内に沿って順次メールで回答が届く仕組みで、電話やチャットの窓口はありません(時間内の返信が保証されているわけではありません)。makeshopには電話、メール、掲示板による窓口があり、平日10時〜12時と13時〜18時に電話で機能や管理画面の操作相談を受け付けています。なお、HTMLやCSSなどの技術的な質問はデザイン質問掲示板で受け付けており、電話対応やデザインの修正代行はありません。
試す期間と契約をやめる条件は、どう違う?
管理画面を試せる期間は、BASEとmakeshopで仕組みが大きく異なります。
BASEのスタンダードプランは期限付きの体験ではなく、本体月額0円のまま公開準備を続けられます。makeshopのプレミアムプランには15日間の無料体験があり、有料オプションを除く機能を試せます。申込時にクレジットカードの登録は不要で、本契約を申し込まなければ自動で課金されることはありません。
有料プランの解約条件もあらかじめ確認しておきます。BASEのグロースプランは1か月または12か月の自動更新契約で、残った期間の月割り・日割り返金はありません。スタンダードプランへの切り替えは契約終了後に反映されます。makeshopの都度払いは、更新しなければ満了日に終了し、契約途中の解約や支払い済み利用料の返金はできません。クレジットカードの自動引落を止める場合は、原則として15日までの申請で当月末、16日以降は翌月末の停止になります(16日の処理タイミングによって異なる場合があります)。
写真の用意や送料の設定、梱包と発送は自分で行います。売上金が入金される時期も異なります。BASEの自宅発送では、商品を実際に発送した後に管理画面で各商品を発送済みにし、注文内のすべての商品が発送済みになるとステータスが「対応済」になって売上残高へ移り、振込申請ができるようになります。振込申請から入金までは通常10営業日(土日祝日を除いて数えた日数)かかり、申請時には振込に関する所定の費用が差し引かれます。makeshopのmakeshopペイメント(GMOイプシロン専用プラン)は月末締め翌月末入金です。売上金は注文が入ってすぐ手元に入るわけではないため、直後の仕入れ資金としてあてにせず余裕を持って管理します。
このお店なら、どちらから試せばよさそう?
固定費をかけずに開店準備を進めたいならBASE、使いたい標準機能や電話での操作相談窓口が決まっていて固定費の予算があるならmakeshopが候補になります。
判断を前に進めるために、まずは手元にあるマグカップや小皿1点の写真、価格、説明文を用意してみてください。選んだサービスの管理画面に実際に登録し、スマートフォンでどのように表示されるか、迷わず操作できるかを確かめます。あわせてmakeshopを検討する場合は、無料体験のあいだに自店に適用されるクレジットカードの料率条件をサポート窓口へ質問しておくと、本契約に進むかどうかの見通しが立ちます。
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