PRACTICAL GUIDE / EDITORIAL MODEL

Shopify Paymentsの決済・入金サイクル|返金・チャージバックまで

売上が確定した日と銀行口座へ入る日は同じではありません。決済、返金、異議申し立て、入金を一つの資金の流れとして記録します。

01

決済方法とShopify側の追加手数料を分ける

02

注文日ではなく支払い明細で入金予定を確認する

03

返金・チャージバックを売上と別取引で照合する

STEP 01

Shopify Paymentsと外部決済の範囲を分ける

Shopify PaymentsはShopify管理画面で設定し、対応するカードや迅速なチェックアウトをストアのチェックアウトで受け付ける決済サービスです。外部決済サービスを併用する場合は、各社の決済手数料、Shopify側の外部サービス取引手数料、入金、返金窓口を別々に確認します。

STEP 02

決済費用を注文単位で記録する

Shopify Paymentsのカード手数料はプランや決済条件で変わるため、2026年9月2日時点の日本向け公式料金ページと契約画面で確認します。Shopify Paymentsを利用する取引と外部決済の取引を分け、売上、決済方法、処理手数料、通貨、税、返金後の費用を注文IDへ結びます。

STEP 03

日本の入金日を営業日で見積もる

2026年9月2日確認時点で、日本のShopify Paymentsは日次支払いを利用できず、週単位または月単位のスケジュールを選びます。公式案内では決済期間は5営業日に支払日までの残り日数を加え、送金後に銀行側の処理時間がかかる場合があります。注文日だけで資金繰りを組まず、管理画面の支払い予定と銀行着金を照合します。

STEP 04

返金は売上取消と費用を分ける

Shopify Paymentsの返金額は次回の支払い可能額から差し引かれます。返金開始後は取り消せず、元のクレジットカード処理手数料は返金されないと公式に案内されています。返品日、返金実行日、顧客への着金日、在庫補充、送料負担を別々に記録します。

STEP 05

チャージバックを通常返金と混同しない

チャージバックはカード所有者が銀行へ異議を申し立てる手続きで、通常の返品返金とは異なります。日本のShopify Paymentsでは、2026年9月2日確認時点の公式案内でチャージバック手数料は1,300円とされ、異議申し立てに勝った場合は手数料が返金されます。通知期限、証拠、対象金額、手数料、結果を案件単位で管理します。

STEP 06

注文・支払い・銀行入金を三点照合する

注文売上の合計と銀行着金だけを比べると、手数料、返金、チャージバック、保留、複数日の売上をまとめた支払いで差が出ます。注文ID、決済取引、Shopifyの支払い明細、銀行明細を月次で結び、未入金と時期差を分けます。会計では総売上と手数料を相殺せず、採用する記帳方法を税理士などへ確認します。

WORKED EXAMPLE / ケース数値・例示

具体例:月商100万円の支払い明細を照合する

以下は照合方法を示す仮定例で、Shopifyの実際の手数料や入金額ではありません。実額は契約プラン、決済方法、返金、支払い明細で確認してください。

決済済み売上仮定
1,000,000円
決済処理費仮定
36,000円
返金仮定
50,000円
チャージバック元本仮定
20,000円
その他の調整仮定
2,000円
計算結果照合対象の入金見込み 892,000円

この数字から分かること銀行着金が892,000円でも、売上を892,000円として記録するのではありません。総売上、決済処理費、返金、チャージバック、その他調整を支払い明細から分け、注文と会計へ結びます。

DECISION CORE

Shopifyの決済を、注文完了から銀行着金まで一本につなぐ

決済完了、支払い予定、銀行着金、返金、チャージバックには時期差があります。注文IDと支払い明細を軸に、売上と費用を相殺せず、資金繰りと会計の両方で追える状態を作ります。

01

決済方法ごとに費用を分ける

Shopify Paymentsと外部決済では処理手数料、追加取引手数料、返金、入金窓口が異なるため、決済方法別に月次集計します。

02

支払い予定で資金を管理する

注文日の売上をそのまま現金残高へ加えず、決済期間、支払日、銀行処理、保留、マイナス残高を支払い明細で確認します。

03

差額に理由コードを付ける

手数料、返金、チャージバック、通貨換算、保留、翌月入金を理由別にし、説明できない差額を残さない運用にします。

TWO CASES

条件が変わると、判断も変わる

一つの結論を全事業者へ当てはめず、運営条件の違う2ケースで確認します。

月末売上が翌月に入金される

前提
月末3日間の売上30万円、週払い、銀行処理日を考慮していない。
判断
売上計上と銀行着金の月がずれるため、利益が出ていても仕入れや広告の支払い資金が不足する可能性があります。
次の行動
8週間の支払い予定表を作り、売上日・送金日・着金日を別列で管理します。

返金後も入金差額が合わない

前提
返金5万円、元の決済処理費、チャージバック1件、複数注文の一括入金。
判断
銀行入金だけではどの注文の費用か判別できません。Shopifyの支払い明細を中間表として使います。
次の行動
取引種別と注文IDを出力し、総売上・手数料・返金・異議申し立てを月次照合します。

ケース内の数量・金額は判断方法を説明するモデルです。契約や予算決定には自社の実績値と最新の公式条件を使用してください。

FAQ

判断前によく出る疑問

日本では売上が毎日入金されますか?

2026年9月2日確認時点で日次支払いは利用できず、週単位または月単位です。実際の予定日は管理画面で確認してください。

返金すれば元のカード手数料も戻りますか?

Shopify Paymentsの公式案内では、返金時に元のクレジットカード処理手数料は返金されません。契約条件の更新も確認してください。

チャージバックと通常返金の違いは何ですか?

通常返金は店舗が返金処理を行い、チャージバックはカード所有者の銀行を通じた異議申し立てです。期限と証拠管理も異なります。

銀行入金額をそのまま売上にできますか?

入金額は手数料、返金、調整後の金額です。総売上と各控除を支払い明細で分け、採用する記帳方法を専門家へ確認します。

FINAL CHECK

実行前のチェックリスト

  • Shopify Paymentsと外部決済の対象注文を分けた
  • プラン別手数料と外部決済の追加手数料を公式画面で確認した
  • 週・月の支払いスケジュールと営業日を記録した
  • 返金額・元の処理手数料・在庫補充を分けた
  • チャージバックの期限・証拠・手数料を案件管理した
  • 注文ID・支払い明細・銀行明細を照合した
  • 総売上と手数料を分ける記帳方法を確認した
PRIMARY SOURCES

公式出典

    • Basic・Grow・Advancedの月払い/年払い料金
    • Shopify Paymentsの標準カード手数料
    • 外部決済サービス利用時の取引手数料
    • プランごとのスタッフアカウント数と主要機能
    • 日本向け料金ページではプラン料金の税区分を明示していないこと
  1. Shopify ペイメント(日本)Shopifyヘルプセンター
    • 日本でShopify Paymentsを利用できること
    • 日本で受け付けられる決済方法の概要
    • 利用前に確認する事業・銀行口座要件
    • 日本では週単位または月単位の支払いを選び、日次支払いを利用できないこと
    • 決済期間、支払日、銀行処理時間の考え方
    • 返金・チャージバックによるマイナス残高と日本のチャージバック手数料
  2. Shopify ペイメントでの返金Shopifyヘルプセンター
    • 返金額が支払い可能額から差し引かれること
    • 開始した返金を取り消せないこと
    • 返金しても元のクレジットカード処理手数料は返金されないこと
  3. チャージバックと問い合わせShopifyヘルプセンター
    • チャージバックと問い合わせの仕組み
    • 証拠提出とカード発行会社による判断
    • Shopify Payments利用時に対象金額が支払いから差し引かれること
CORRECTION

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