注文を届ける

Shopify Paymentsの決済・入金サイクル|返金・チャージバックまで

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ネットショップで初めて注文が入ったあと、売上がいつ銀行口座へ入り、次の仕入れに使えるようになるかは気になるポイントです。ここでは、布小物10商品を国内へ販売する架空の小さな店(1人運営、平日30分・週末3時間、サイト固定費月1万円の予算。仕入れや決済費用等は別)を例に、Shopify Paymentsを使ったお金の流れを追います。注文から口座への着金までの流れや管理画面での確認方法、返金やカードの異議申立てがあったときの注意点を順に確認していきましょう。

注文が入ったら、そのお金はもう使える?

注文通知が届いた時点では、まだその売上を材料費などへ使うことはできません。

オンラインショップの入金には、「注文」「支払いの承認」「決済確定」「銀行口座への入金」という段階があります。クレジットカード決済では、まずカード会社が支払いを承認して利用枠を押さえる「オーソリ」が行われます。この承認の段階では決済確定ではなく、銀行への送金手続きも始まっていません。

承認された支払いを実際に請求する処理が「売上確定」です。Shopify Paymentsの決済期間は、注文の作成日や発送日ではなく、購入者の決済確定を起点に数え始めます。

クレジットカード決済は標準で自動確定されますが、手動確定に切り替えることも可能です。手動にした場合は、承認された支払いを承認期間内に確定する必要があります。

布小物の店で注文通知を受け取っても、その代金がすぐ口座へ入るわけではありません。通知時点の売上と、銀行口座で自由に使える残高は分けて管理しましょう。

日本では、何日くらいで口座に入る?

日本のショップでは、注文から口座へ入金されるまでの日数は一律ではなく、選んだ支払いスケジュールと銀行の処理日数によって変わります。

まず、Shopifyから店へ送金する頻度である支払いスケジュールを決めます。日本のアカウントでは週単位または月単位を選択でき、日次は選べません。

支払い確定から売上が送金可能になるまでの期間を「決済期間」と呼び、日本向け公式案内では「5日+支払日までの残り日数」とされています。

さらに、Shopifyから送金されたあとも、銀行側の処理に通常1〜3営業日かかります。休日や口座の確認状況によっても実際の日数は前後します。

そのため、来週新しい布を仕入れる予定があっても、今回の注文代金が届くことを見込んで資金をやりくりするのは避けましょう。管理画面に表示される予定と、いま口座にある資金をもとに判断するのが安全です。

日本のShopify Paymentsでカード決済を受けるときの時間軸。注文通知、利用枠を押さえる承認、請求する決済確定、設定した支払日の送金、銀行処理後の着金という順に進む。決済期間の起点は決済確定であり注文日や発送日ではない。通知を受けてもすぐ使える銀行残高にはならず、予定と銀行残高を別々に確認する。

入金予定や、入らない理由はどこで見る?

送金状況や入金されない理由を確かめたいときは、Shopifyの管理画面から順を追って確認します。

まず、管理画面の「設定」から「決済」に進み、Shopify Paymentsの「支払いを表示」を開きます。ここで送金の状況や明細を一覧で確認できます。

次に、送金予定日とあわせて「支払い残高」を確かめましょう。支払い残高とは、今後Shopifyから受け取る金額のことです。もし売上があるのに予定通り送金されない場合は、保留や失敗の表示が出ていないか、あるいは「マイナス残高」になっていないかを確認します。マイナス残高とは、返金などの差引きが売上を上回っている状態です。

なお、支払いのスケジュールを変更した場合は、保留中の支払いが新しいスケジュールの次回支払日まで遅れることがあります。また、日本の返金やチャージバックによる負残高は登録口座から引き落とされるのではなく、今後の売上と相殺されます。そのため相殺が終わるまでは、支払いを受け取れない場合があります。

画面に確認事項や書類提出などの案内が表示されているときはその指示に従い、問題がなければ銀行側の着金処理状況を確認しましょう。

返金したら、手数料や次の入金はどうなる?

お客様へ返金を行うと、その金額は次回以降の支払い可能額から差し引かれます。

返金とは、受け取った代金を購入者へ戻す処理のことです。Shopify Paymentsの返金額は、次回の送金予定額から差し引かれます。

返金処理自体に追加の手数料はかかりません。ただし、注文時にかかったクレジットカード処理手数料は返らないため、手数料分はショップ側の負担となります。さらに、管理画面から一度開始した返金は取り消せない仕組みになっています。

トラブルを防ぐため、返品される品物を受け取ったかどうかの確認と、管理画面での返金操作は別の作業として順番に行うことをおすすめします。あわせて、同じ注文に対してすでに返金していないか、返金額に誤りがないかを実行前によく確かめましょう。

チャージバックの連絡が来たら、どうする?

クレジットカード会社からチャージバック(異議申立て)の連絡が届いた場合は、通常の返金を行わず、管理画面で期限と指示を確認して証拠を提出します。

チャージバックとは、カード所有者が不正利用や商品の未着などを理由に銀行へ支払いに異議を申し立てる手続きのことです。Shopify Paymentsでは、チャージバックが発生すると対象金額に加えて手数料が発生し、次回以降の最も早い支払いから差し引かれます。

管理画面に通知が届いたら、まずは提出期限を確認しましょう。証拠提出の期限は案件ごとに異なり、一度送信した回答はあとから編集できません。追跡番号がある配送方法を利用している場合はその配送記録や伝票番号、購入者とのやり取り履歴など、取引が正当に行われた証拠を揃えて提出します。

また、チャージバックが開始された決済はShopifyの管理画面から返金できない状態になります。購入者から「異議を取り下げた」と伝えられた場合でも、慌てて別に送金しようとせず、公式の手順に従って証拠を提出し、管理画面上で解決の推移を確認しましょう。

販売前に、お金を動かさず確認できる?

Shopify Paymentsのテストモードを使えば、実際にお金を動かさずに注文処理の流れを確認できます。ただし、利用するには有料プランの選択とShopify Paymentsの設定完了が必要です。

テストモードとは、実際の請求を発生させずに購入や注文管理の動作を確かめる設定のことです。テストモード中の取引では本物の決済は確定せず、支払い一覧にも表示されません。

テストを実施する際は、注文と連動して動く自動発送アプリを事前に停止し、作成されたテスト注文の品物を誤って発送しないよう注意します。確認が終わったら、一般のお客様へ向けた販売を始める前に必ずテストモードを解除してください。

布小物を1点注文する流れを試すことで、受注メールや管理画面の表示を確認できます。ただし、テストモードでは銀行口座への入金までは確認できません。ショップ開設の具体的な操作手順は、Shopifyの始め方ガイドを参考に進めてください。

最初の注文に備えて、何を決めておけばいい?

最初の注文を迎える前に、入金スケジュールの設定確認と、テスト注文による動作確認の2つを済ませておきましょう。

まずは管理画面の「設定」から「決済」を開き、支払いスケジュールで週単位か月単位のどちらで受け取るかを設定します。注文から口座へ着金するまでには日数がかかるため、当面の材料費や発送費は売上をあてにせず、手元の別資金として用意しておきます。

次に、開店前にテストモードを使って注文処理の流れを一通り確認しておきましょう。

日々の運営をスムーズにするため、店の作業メモに「売上通知」「支払い確定」「入金」を分けて記録し、返金前に同一注文を確認するチェック項目を設けておくと、落ち着いて日々の販売を始められます。

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