PRACTICAL GUIDE

ギフト注文を間違えずに届ける

『2人分のプレゼントなので、別々に包んでください。残りは自分用です』。注文にこう書かれていても、どの商品を誰の分にするかまでは分かりません。ギフト対応で先に整えたいのは、きれいな包装より、購入者の希望を出荷担当へ取り違えずに渡す仕組みです。

01

注文者・届け先・贈り主を分けて確認する

02

商品数・包装数・配送口数は別々に数える

03

金額とメッセージは印刷物まで見て確かめる

STEP 01

受け付けるギフト対応の範囲を先に決める

ラッピング、のし、メッセージカード、手提げ袋、金額の分かる書類を入れない対応。『ギフト可』の一言にも、店によって違う作業が含まれます。まず自店でできることを分け、選べる種類、対象外商品、追加料金、準備に必要な日数を購入前に示します。

カラーミーショップには、のし・メッセージカード・ラッピングの設定があり、種類や手数料などを登録できます。ただし、選択欄を置けば任意の分け方まで倉庫へ伝わるわけではありません。何個まで包めるか、商品ごとに選べるかは、自店のカートと連携で確かめます。

最初は『指定商品をひとまとめに1包』のように、間違えずに扱える範囲から始めても構いません。包装1包ごとの料金なのか、1注文の料金なのかも明記します。例えば1包250円・2包なら500円という仮例でも、カートが1回分しか加算しなければ案内と合いません。実際の表示額と請求単位で確認してください。

STEP 02

誰が買い、誰が受け取るのかを分ける

購入者が自宅で受け取り、後で手渡す注文と、贈り先へ直接送る注文では、必要な案内が違います。注文者の連絡先、配送先、荷物で伝える贈り主名を別々に確認します。請求先の住所をそのまま配送先として使わないようにします。

贈り先へ直接届ける場合は、誰からの贈り物か分かる表示にしたい一方、配送会社が必要とする発送元・返送先などの情報もあります。送り状を自己流で書き換えず、店名と贈り主名をどう表示できるかを利用中の配送サービスで確認します。

代引きや着払いなど、受取人に支払いが生じる方法が意図せず選ばれていないかも点検します。配送希望日と到着保証は別です。用途や希望日を聞いても、出荷準備と配送の条件で間に合うと確認できなければ、到着を約束せず購入者へ相談します。

STEP 03

5点の商品を、2つの贈り物と自分用に分ける

例として、マグ2個とクロス3枚、合計5点の注文1件を考えます。購入者の自宅へ1口で送り、そこで2人へ手渡す予定です。確認した希望は『マグ1個+クロス1枚を1包にして、同じものを2包。残るクロス1枚は自分用』です。

出荷用の指示には『包A:マグ1個・クロス1枚』『包B:マグ1個・クロス1枚』『包装なし:クロス1枚』と分けて書きます。2点+2点+1点=5点で、注文した商品数と一致します。ラッピングは2包、外箱は1口。贈る相手が2人でも、配送先が2か所になるわけではありません。

カードがそれぞれ違う場合は、包AとカードA、包BとカードBを対応させます。この記事のA・Bは説明用の記号で、実際には注文番号と包装グループで追います。『ギフト2点』のように、商品2点なのか2包なのか読めない略し方は避けましょう。

STEP 04

納品書だけでなく、金額が見える場所を確認する

金額を贈り先へ見せない希望がある場合は、同梱する納品書、領収書、商品の値札、販促物などを確認します。購入者に必要な購入記録まで消すのではなく、購入者へ渡す書類と、荷物に入れるものを分けます。商品情報や安全上必要な表示を、値段を隠すためにまとめて切り取らないようにします。

Shopifyの明細表は、商品や数量、SKU、配送先・請求先の情報を扱い、テンプレートを変更できます。標準か独自テンプレートか、別アプリの帳票かによっても中身が違うため、『ギフトを選んだから金額が消えるはず』とは考えず、出力したものを見ます。

カラーミーショップの納品書案内では、購入時に入力された備考の文言は納品書の備考欄へ自動では入りません。一括印刷ではコメントを個別に編集できない点も案内されています。購入者のメッセージを受け取ったことと、そのまま正しいカードや書類が印刷されることは別です。

STEP 05

包装を閉じる前に、中身とカードを照合する

作業は、商品を取り出す、包装グループへ分ける、カードを組み合わせる、包む、外箱へ入れる、という順に分けると確認箇所を置きやすくなります。包装後に中身が見えなくなるため、包む直前にSKU・数量・カードの対応を確かめます。

のしやカードは、名前の漢字、用途、表書き、指定文面を購入者の入力と照合します。不明な点を常識や慣習で補完せず、必要なら購入者へ確認します。担当者が覚えている内容より、注文に結び付いた確定指示を優先してください。

倉庫へ委託している場合は、備考欄や選択項目のどれが出荷指示へ届くかを確認します。自動出荷の前に止めて確認する条件も必要です。公開用の見本には実在する顧客の住所やカード文面を使わず、作業用の個人情報も必要な担当者だけが扱える形にします。

STEP 06

変更が来たら、注文画面と出荷指示の両方を直す

注文後に『カードの名前を変えたい』『もう1点を同じ包みに入れたい』と連絡が来ることもあります。まず出荷を止められる段階かを確認し、確定した変更内容、追加費用の有無、変更した時刻を注文へ結び付けます。管理画面を直しただけで、倉庫が手元の旧指示を捨てたとは限りません。

差し替えたカードや帳票が使われ、旧版が混ざらないことまで確認します。すでに発送済みなら、配送先変更や再送の可否・費用を調べ、できると決めつけず購入者へ案内します。贈り先へ連絡する必要がある場合も、購入者との確認内容と目的に沿って行います。

開始前の確認では、自宅へ手渡し用をまとめる注文、贈り先へ直接送る注文、通常商品とギフトを混ぜる注文を試します。カートや連携先の安全なテスト手順を使い、実決済・実出荷を意図せず動かさないようにします。設定画面ではなく、最後に担当者へ渡る指示と印刷物が合えば、受け付けられる範囲が見えてきます。

WORKED EXAMPLE

具体例:注文1件・商品5点を、2包と自分用に分ける

マグ2個とクロス3枚を購入者の自宅1か所へ送る仮例。包A・包Bはそれぞれマグ1個+クロス1枚、残るクロス1枚は包装しません。購入者が受取後に2人へ手渡します。

注文の件数購入者も配送先もこの例では1組
1件
注文した商品マグ2個+クロス3枚
5点
ラッピング各包2点。自分用1点は包まない
2包
配送する外箱2包と自分用を同じ箱へ
1口
計算結果2+2+1=5点

この数字から分かること包A・包B・包装なしの内訳を足すと、注文の5点に戻ります。包装2包と配送1口は別の数です。実際に2か所へ直接送る場合は、送り先ごとの商品・料金・出荷指示へ分け直します。

DECISION CORE

ギフトの希望を、出荷担当が迷わない指示へ変える

『贈り物です』を受け取るだけでは、包む商品も入れる書類も決まりません。どこが未確定なのかを見つければ、包装をやり直す前に確認できます。

01

包む商品が曖昧なら、梱包を始めず確認する

注文の各商品を包装グループへ割り当てます。まとめて包むのか個別なのかを、担当者の推測で選ばないようにします。

02

金額の非表示は、最終的に入れる紙で確かめる

ギフトの選択欄だけで判断せず、利用中の帳票やアプリの出力を確認します。購入者への書類交付とは分けて扱います。

03

出荷直前の変更は、旧指示の停止まで追う

注文のメモを書き換えた後、倉庫の指示・印刷済みカード・帳票もそろえます。発送後の対応をその場で約束しないようにします。

TWO CASES

条件が変わると、判断も変わる

一つの結論を全事業者へ当てはめず、運営条件の違う2ケースで確認します。

ギフト2包を、配送先2か所として登録していた

前提
購入者は自宅で受け取り手渡すつもりだが、贈り先の人数だけで外箱を分けた。
判断
包装数と配送口数を混同しています。追加送料や住所確認が不要に発生する可能性があります。
次の行動
届け先と包装グループを別の欄にし、この仮例なら商品5点・2包・1口へそろえます。

カードの修正が管理画面にしか残っていない

前提
購入者から名前の訂正を受けたが、倉庫では変更前のカードを印刷済み。
判断
受付側の最新情報と、包む担当者の手元にある指示が違う状態です。
次の行動
出荷を止められるか確認し、変更版への差し替えと旧版を使わないことまで担当者へ引き継ぎます。

ケースはギフト指示の行き違いを考える仮例です。実際の顧客情報や注文記録は使用していません。

FAQ

判断前によく出る疑問

ギフト指定があれば納品書を入れなくてよいですか?

自店の案内と購入者の希望、書類の用途で決めます。荷物への同梱と購入者への書類交付は別です。金額を見せない場合も、必要な購入記録や商品情報まで消さないようにします。

ラッピング料金は注文ごとに取ればよいですか?

1注文と1包では作業量が違います。包める商品数、包装数、資材や作業費を見て単位を決め、その単位でカートが加算するかを確かめます。

メッセージの誤字らしい箇所は店で直しますか?

名前や指定文面を推測で変えないようにします。確認が必要な箇所を購入者へ示し、返答後の確定文面をカードの出力と照合してください。

FINAL CHECK

実行前のチェックリスト

  • 受け付ける包装・のし・カードと料金単位を明記した
  • 注文者・配送先・贈り主を区別した
  • 商品をどの包みに入れるか数量まで確定した
  • カードと包装グループの対応を残した
  • 金額の見える書類や値札を出力物で確認した
  • 変更後の指示と旧帳票が混ざらないことを確認した
PRIMARY SOURCES

公式出典

  1. ギフト対応の設定カラーミーショップ ヘルプセンター
    • のし・メッセージカード・ラッピングの種類と手数料などの設定
  2. 納品書印刷カラーミーショップ ヘルプセンター
    • 納品書の表示項目・コメント・印刷プレビュー
    • 購入時の備考が納品書備考へ自動挿入されないことと一括印刷の制約
  3. 明細表Shopifyヘルプセンター
    • 明細表に含まれる商品・住所・SKU・数量情報とテンプレートのカスタマイズ
CORRECTION

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