PRACTICAL GUIDE / EDITORIAL MODEL

発送代行を比較するときの見積もりチェックリスト

1件単価だけで決めず、入庫から返品まで同じ作業範囲で見積もります。

01

平均月と繁忙月の両方を出す

02

付帯作業を1件単価から分離する

03

移管・在庫差異・停止時間を計画する

STEP 01

見積もり前に物量表を作る

月間出荷、最大日、SKU、保管坪・容積、入荷、返品、サイズ、配送先構成を用意します。商品名だけでは比較可能な見積もりになりません。

STEP 02

例外作業を先に出す

同梱、ギフト、期限、ロット、温度帯、予約、セット組み、返品検品を一覧にし、対応可否と単価を確認します。

STEP 03

切替の失敗条件を決める

在庫移管中の販売、同期ずれ、誤出荷、締切時刻、障害時連絡、解約時の在庫返送をテスト計画へ入れます。

WORKSHEET / 編集部テンプレート

発送代行の見積依頼テンプレート

通常月と繁忙月の物量を同じ形式で各社へ渡し、入荷から解約時の在庫返送まで、対応範囲・単価・SLA・補償を比較するCSVです。見積先ごとに項目を削らず、対象外も明記してもらいます。

見積依頼CSVをダウンロード
業務物量・条件対応可否通常料金繁忙期SLA・補償根拠・回答日
入荷・保管SKU・入荷数・容積可/条件付/不可基本+従量上限と追加費入荷反映時間見積書・回答日
出荷・梱包注文・口数・資材締切を確認ピック+梱包最大日を提示出荷締切・遅延見積書・回答日
同梱・返品・棚卸例外件数を提示作業別に確認作業単価制限を確認誤出荷・在庫差異回答資料・確認日
移行・解約初回入庫・在庫返送並行稼働を確認初期・移管費停止期間データ・在庫返却契約案・確認日
  • 全候補へ同じ物量・作業範囲を渡し、未対応項目は削除せず「不可」または「見積対象外」と回答してもらいます。
  • SLAの目標値と保証値、補償の対象・免責・上限を分けます。誤出荷、破損、在庫差異、締切遅延が補償対象かを契約案で確認してください。
  • 料金の税区分、最低料金、資材・配送料、繁忙期加算、初期費用、解約時の在庫返送費を分け、最終判断では正式な見積書と契約書を優先します。

WORKED EXAMPLE / ケース数値・例示

具体例:月200件で自社発送と発送代行を比べる

自社は1件8分、実務時給1,500円、資材90円。発送代行は固定15,000円、1件420円として比較します。

自社:固定費
30,000円
自社:作業+資材290円×200件
58,000円
発送代行:固定費
15,000円
発送代行:従量費420円×200件
84,000円
計算結果自社88,000円 / 発送代行99,000円

この数字から分かること金額差は11,000円ですが、発送代行なら約26.7時間を他業務へ移せます。分岐件数だけでなく、空く時間の価値も判断に含めます。

DECISION CORE

発送代行は、単価より例外作業と最大日で選ぶ

標準出荷が安くても、ギフト、同梱、返品、予約、急な波動が合わなければ手作業が残ります。物量表と作業仕様を同じ条件で複数社へ渡します。

01

物量を月別・日別にする

平均月、繁忙月、最大日、入荷、保管、返品を分け、処理能力と締切を確認します。

02

付帯作業を文章化する

検品、セット、熨斗、チラシ、賞味期限、シリアルなどを作業手順と許容誤差まで書きます。

03

移管と解約も見積もる

初回入庫、棚卸し、既存在庫移管、システム連携、最低期間、返送費を初年度へ含めます。

TWO CASES

条件が変わると、判断も変わる

一つの結論を全事業者へ当てはめず、運営条件の違う2ケースで確認します。

標準出荷中心・月1,000件

前提
SKU100点、付帯作業少、波動2倍。
判断
単価と締切を比較しやすい条件です。自社の作業時間・場所・採用費も含めます。
次の行動
同一物量表を3社へ渡し、請求単位と除外条件を比較します。

ギフト中心・月500件

前提
熨斗、メッセージ、セット組み、繁忙5倍。
判断
付帯作業と最大日の対応が総額・品質を左右します。標準単価だけでは決めません。
次の行動
代表10パターンでテスト出荷し、品質と明細を確認します。

ケース内の数量・金額は判断方法を説明するモデルです。契約や予算決定には自社の実績値と最新の公式条件を使用してください。

FAQ

判断前によく出る疑問

見積もりが最安の倉庫を選んでよいですか?

作業範囲、最低料金、例外、配送運賃、繁忙対応、返品を揃えない最安比較は危険です。

在庫は一度に全部移しますか?

商品特性とリスクに応じ、SKUや注文の一部で並行稼働してから段階移管する方法があります。

SLAで確認することは?

入荷・出荷反映、締切、誤出荷、在庫差、障害連絡、補償、繁忙期条件を確認します。

FINAL CHECK

実行前のチェックリスト

  • 物量表を同じ条件で渡した
  • 付帯作業の単価を確認した
  • 繁忙期の上限を確認した
  • SLA・障害・解約条件を確認した
PRIMARY SOURCES

公式出典

    • 入庫・保管・梱包・出荷を委託するサービス範囲
    • ECカートやモールとの連携
    • 取り扱いできない商品や利用条件があること
    • OMSとWMSを一体化した自動出荷の仕組み
    • 導入支援と連携サービスの概要
CORRECTION

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