計算機
目標利益率から販売価格を逆算する計算機
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商品にかかる費用から、いくらで売れば希望の割合を残せるかを考えます。
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商品1個を販売・発送する費用を用意します。最初は架空例で、送料や残したい割合を変えてみてください。
最初の数字は記事で使う架空例です。相場や売上予測ではありません。
商品原価500円、送料・梱包300円、その他100円、決済料率3.6%、残したい割合20%の架空例です。
入力欄を準備しています。現在の結果は初期値の試算です。
入力した条件の結果を見る ↓計算結果
端数は表示時に丸めます。契約・発注前は実データと公式条件で再計算してください。
日本国内向けに布小物10商品を扱う架空店で、店主がポーチ1商品の価格を30分で見直す場面を考えます。1注文1商品で顧客からの別途送料徴収はなく、商品原価2,000円、店負担の送料梱包費700円、その他費用300円の計3,000円(税込・比例決済費別)を前提とします。実際の決済費総額を税込売価の3.6%と仮定し、固定費を回収する前に20%の限界利益を残す設定です。この計算結果は固定費を引く前の1件あたりの残りを確かめる目安であり、売れる価格や店舗全体の黒字を保証するものではありません。また3.6%は特定サービスの公表料率ではありません。
ここでいう目標利益率は何?
原価に上乗せする割合ではなく、売価から変動費を引いた残りの割合です。目標限界利益率は、売上から商品の仕入れや送料といった販売に伴って増減する変動費を引いた残り(限界利益)が、販売価格に占める割合を指します(J-Net21の限界利益解説参照)。これは原価を分母にする上乗せ率(マークアップ)や、月々の固定費を引いた純利益率とは計算基準が異なります(Shopifyの利益率計算ツール参照)。たとえば決済費を考えない単純な例として、費用1,000円の商品を1,250円で販売すると、差額250円は売価の20%ですが、費用に対しては25%の上乗せになります。
原価・送料・その他費用をどう揃える?
1回の注文で1商品を届ける同じ取引単位に揃えて入力します。商品原価だけでなく、店舗が負担する送料や梱包資材費、1件ごとにかかる作業費などを1注文1商品の枠にまとめます。ただし、ここでの費用枠には売価に比例する決済手数料は含めません。決済ごとの固定手数料をその他費用に入れる場合は、決済料率と重複して計上しないよう整理します。架空例では原価2,000円+送料梱包700円+その他300円の計3,000円と置きます。複数商品を同時に購入されるカート注文では1商品あたりの送料負担が変わるため、1商品分の送料を単純に合算しないよう注意してください。
税込・税抜と決済料率はどう確認する?
計算機は消費税を自動補正しないため、入力する費用と売価の税基準を一致させます。経理方式により税を含めるか区分するかは異なりますが(国税庁のタックスアンサー参照)、架空例では全て税込費用・税込売価で統一しています。また、決済手数料率3.6%も税込売価全体にかかる決済費総額を想定した仮の割合です。手数料を掛ける計算対象となる金額(課金基礎)や、決済手数料にかかる消費税の扱いは契約ごとに異なるため、税抜の売価に税込基準の料率を混ぜないよう事前に確かめてください。
価格と3つの結果はどう計算する?
「合計費用÷(1−決済料率−目標限界利益率)」の式で逆算します。料率は小数の扱いで計算します。架空例の既定値では、3,000円÷(1−0.036−0.20)=3,000÷0.764=3,926.701…円となります。
| 項目 | 計算結果(四捨五入) |
|---|---|
| 販売価格目安 | 3,927円 |
| 1件の限界利益 | 785円 |
| 1件の決済費 | 141円 |
画面上の数値は四捨五入した表示であり、設定費用を確実に回収して目標率を満たす切上げ価格ではありません。丸めた表示同士の差(3,927円から3,000円と141円を引くと786円になるなど)に端数のずれが生じるほか、入力条件によっては端数が切り捨てられて目標率をわずかに下回る場合もあります。入力条件における生値上の目安として捉え、実際に採用する販売価格で決済費や利益率を再確認してください。
結果が出ないときはどこを見る?
入力欄の未入力や文字入力、または決済料率と目標限界利益率の合計が100%以上になっていないか確認します。入力欄が空欄の場合や許容範囲外の数値が入っていると計算できません。特に決済料率と目標限界利益率の合計が100%以上になると、売価から引く割合だけで売価全体を占めてしまい、費用を回収する余地がなくなるため結果が非表示になります(たとえば決済料率10%+目標利益率90%など)。また、各費用の欄は0円でも入力可能ですが、未確認の費用を0円のまま放置すると目安が狂ってしまいます。分からない費用枠は実額を調べてから入力してください。
値引きや特殊な手数料があるときは?
本計算機で算出した価格は値引き後に受け取る最終請求価格の目安であり、割引や特殊な手数料は自動計算されません。値引きを行うと利益率は下がるため(Shopifyの利益率に関する解説参照)、店頭で値引き表示をするなら、最終請求価格がこの目安を下回らないよう値引き前価格を別途逆算し、その請求額で決済費や利益率を再確認してください。また、決済サービスによっては最低手数料が設定されている場合(Stripeの料金一覧参照、2026年10月時点の料金体系)があります。さらに、段階料率や売価比例のポイント原資が設定されているかも該当する自店契約の確認事項です。この計算機は最低手数料や段階料率、売価比例ポイントを自動計算しないため、採用する実売価で契約に沿った費用と限界利益率を別途計算して確かめてください。
この価格で販売する前に何を確かめる?
入力した費用の精度と、月々の固定費をまかなえる販売量を確認します。算出された価格は、設定した入力条件における生値上の目安です。実際の仕入原価や送料梱包費と突き合わせ、買い手が納得する価値があるかを確かめてください。さらに、1件あたりの限界利益に見込み販売件数を掛けた総額が、家賃やシステム利用料などの月間固定費を十分に回収できるかも別に計算して確かめます(J-Net21の限界利益解説参照)。
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